9月21日(土) 

 

3年半ぶりに宮崎市民文化ホールで行われた”山下達郎 PERFOMANCE 2019”

 

に行ってまいりました。

 

ここからネタバレになります

 

山下達郎の存在を初めて知った時期と好きになった時期は同一なんだけども、

 

それから40年余り。

 

40年経っても今でもご本人のライブを観れること。

 

それだけでも十分に幸せなことなのに、

 

その完成度たるや他者を寄せ付けないほどに圧倒的なこと。

 

もう1曲目から感動しっ放しでした。

 

11年変わらないバンドメンバーは、ドラム、ベース、ギター(佐橋佳幸*松たか子さんのご主人)

 

キーボード×2人、サックス、コーラス(男1人、女2人)、

 

そしてボーカル・ギター・ピアノをこなす山下達郎の10人編成。

 

超・超・超一流の面々の集合体が奏でる音は言うまでもなく極上の音色。

 

それからを最終的にアウトプットするPAの技術力にも目(耳?)を見張るものがある。

 

ありがちな爆音で非日常を演出するのではなく、

 

一つ一つの音が際立ちクリアでボーカルの歌詞もしっかり聴きとれる。

 

本当に心地よい音のシャワーでした。

 

やはりそこには達郎さんのこだわりによるものなのかも。

 

MCでこんなこと言ってました。

 

「東京ドームと今日の2000人規模の会場とでは経済効果は20倍ぐらい違うけれど、

 

僕はドームでは演らないし、ダンサーを侍らすこともしない(笑)

 

説得力が違うんだよね。」

 

これには僕も激しく同意♪

 

盟友大瀧詠一さんの話もありました。

 

シュガーベイブを解散し、大瀧さんに誘われて彼のサポートをしていた頃、

 

大瀧さんに連れられて行ったスタジオに細野晴臣さんがいてひと言。

 

「あれ?大瀧君に弟がいたんだ!」

 

確かに似てるかも(笑)

 

何でも大瀧さんは岩手県のとある地方の出身で、達郎さんのお母さんも同じ場所の生まれだとか。

 

もしかしたら遠い遠い遠戚だったのかもって。

 

これまで話すことはなかったけど、(亡くなって)6年経ってやっと話せるようになりました、と。

 

懐かしく愛おしく語る達郎さんが印象的でした。

 

・・・なんか泣けてきた。

 

続けてこんなエピソードも。

 

ある時、大瀧さんらみんなとカラオケに行って(へぇ~カラオケとか行くんだ~)

 

大瀧さんの持ち歌を歌ったら、「その曲あげるよ」って言われたと。

 

「なのでこの曲は僕にしか歌えません!」と始まった曲は『君は天然色』

 

・・・更に泣けてきた。

 

青春真っ只中、車の中で何度も何度もリピート演奏されてた曲だもんね。

 

それに大瀧さんと達郎さんと伊藤銀二さん3人で出したアルバム「ナイアガラトライアングル」

 

これが昼食時間中の校内放送で流れたのが、僕と達郎さんの最初の出会いだから。

 

知れっと曲バレしたんで、覚えてる限りのセットリストを。

 

SPARKLE

 

甘く危険な香り

 

ドーナツ・ソング

 

土曜日の恋人

 

FUTARI

 

REBORN 

*映画『なみや雑貨店の奇蹟』をTVで観たばかりでした。

 

セールスマンズ・ロンリネス 

*娘さんとモスバーガーに行った時、窓際のカウンターに座るセールスマンらしき若者の

背中を見てできた曲だと説明あり。

 

クリスマス・イブ

 

蒼茫

 

希望という名の光

 

Get Back In Love 

 

BOMBER 

*中古レコード屋さんに行ったら外国人が達郎さんのLP『GO AHEAD』を持ってサインをねだってきた。

何でも日本の80年代の曲がシティポップと呼ばれ海外で人気らしい。

さらにライブはやるのかと聞かれ「やる」と答えると

絶対に行くから、その時はこの曲をやってくれと言われた。

今日ここに来てるかわからないけど(笑)やりますって。

昔はライブでは再現できなかった曲だったそうで、今回2度目の披露です。

 

アトムの子

 

プラスティック・ラブ

 

Let's Dance Baby

*曲が始まる前、隣のおじさんがかばんをごそごそと。やおら取り出したのはクラッカー。

そして周りの人達に配り始めた。僕ももらって、曲のお決まりのところでクラッカー発射~!

楽しかった♪きっと常連さんだね。

ありがとう~♪おじさん(おそらく同年代)

 

Ride On Time

 

Down Town

 

YOUR EYES

 

その他にもハイティーン・ブギ硝子の少年アンパンマンのマーチ、

 

竹内まりやメドレーコーナーあり、アカペラコーナーありの盛りだくさん。

 

「歳取るとタンが切れなくてね。最初の曲でからんで声が出てなかったんで、もう1回演ります」

 

って歌い直しもあったり。

 

えっ!?その曲の最中、変わらぬ達郎さんの声に感動しきりだった僕は?

 

実際、全然問題なかったよ。

 

たぶんだけど、もう1回歌うのに言い訳?が欲しかったんだろうと僕は理解したけどね。

 

 

アンコールも終わって、バンド全員でステージ上で手繋ぎお辞儀してメンバーがひいた後も

 

 

一人残って演奏を続ける達郎さん。

 

 

時間にして3時間、曲は30曲近く演ったんじゃないかな。

 

冒頭で「年金をもらえる歳になりました」なんて自虐ネタもあったけど、

 

衰えなんて微塵もない。いやむしろマイクオフのパフォーマンスにしても

 

「今」が絶頂期と言えるじゃないだろうか。

 

山下達郎のツアーはまだまだ続きます。

 

だけど来年ツアーはやらないそうです。(オリンピックがあるかってことらしい(^^;))

 

なので今年行けるチャンスがある方は是非是非行ってみてください。

(僕もイープラスでチケット取りました)

 

https://www.tatsuro.co.jp/live/

 

年金と言えば、12月のスターダスト☆レビューのコンサートは、

 

ツアータイトルもずばり!『還暦少年』

 

年上がこんなに頑張ってるんだもん。僕もガンバラなくちゃと思える。

 

あ、その前に今月は

 

秦基博『日南市合併10周年記念 “HATA EXPO” in 飫肥城下町』

 

ゲストは森山直太朗さんとレキシ。

 

それから角松敏生さんの鹿児島公演(10/25)も参加です。