F1モナコグランプリ~鉄道編1~  の続き


↓まずはちょっとレース後の風景を楽しもう!

(あくまでレース後で、記事とは無関係)

F1モナコGPレース後の風景1


↓レース後のホテル・ド・パリの前。

高級感が漂っている。庶民にはほど遠い世界・・・。

ホテル・ド・パリ


↓ほら、フェラーリのお偉いさんは、やっぱり高級ホテルに滞在。

素敵~、優雅~。

フェラーリのお偉いさん方


上記写真のような高級感あふれる風景とは裏腹に、

私たちは依然としてカーニュ・シュル・メールで電車を待っていた。


カーニュ・シュル・メールの駅に最初に来た電車は、

残念ながらカンヌ方面行き。

モナコ方面行きだけでなくカンヌ方面行きも当然遅れていた。


反対側のホームに停まった電車は、

東京の朝の通勤ラッシュの電車並みに超満員。

「わー、これに乗り込むのはちょっと無理そう。」

と思ってボンヤリ眺めていたら、

そこは、さすが、フランス人女性は違う。

(フランス人じゃないかもしれないけど・・・)

「キャー、困ったわ、どうしよう」(だと思う)と叫びながら、

車内の乗客を超巨大なお尻でグググググーっと押して、

結局連れのお友達も一緒に乗り込んでしまった。

オシトヤカなワタクシも、ごくたまーに朝やってますけど、

そこまでお尻をつきだしてムリクリ乗り込んだことは

アリマセンコトヨ。御見逸れいたしましたー!


でもその光景に勇気づけられて、

モナコ方面の電車が来たときには躊躇せずにグイグイ押して

乗り込むことができた。

遠慮なんてしていたら永遠にモナコに到着できなかっただろう。


しかし、電車に乗り込んだはいいが、ここは日本ではなくフランス。

しかもF1GP観戦に行くと思われるヨーロッパ各地から集まった

若者達が多い。

私は日本ではどちらかというと背が高いほうであまり満員電車内

で苦労したことは無いのだが、このときは違っていた。

かろうじて電車に乗り込んだので、立っている場所は客室ではなく

出入り口付近のデッキ。

下手すると周囲の巨体集団の中に埋もれそうになる。


途中のニース駅で人がドドッと降りたので、一旦私たちも下車して

再び乗り込んだ。今度はなんとか客室内に入ることができた。

客室だと座席があるから空間はあるものの、

満員電車慣れしてない人が多いから、

ちょっと押されただけで殺気立つ人続出。

特に巨体な方々はほんのちょっと腰を押されるだけで、

「なにさ!」という感じでググーと押し返してくる。

そんな方々と争っても細身(!?)の私には勝ち目はない。


ホッソリ体系(相対的ということで・・・)な私は、巨体な方々の間で

なんとか空間を見つけて必死にふんばっていた。

すると、突然、肩をトントン、とたたかれた。

エッ、と振り向くと、後ろの人達はみんな知らん振り。

あれ?気のせいかな、と思ってまた必死にふんばっていたら、

トントン、とまた肩をたたかれた。

ンッ、と振り返るとまたみんな知らん振り。

実は私の後方の4人掛けボックス席には、たぶんオランダ人と

思われる身長190センチ以上の20歳くらいの若者4人組が

座っていた。

どうやら、彼らにからかわれているらしい。

何度も何度も肩をたたかれ、私が真っ赤な顔して振り返るたびに

ニコニコニヤニヤしてウィンクするの、やめてくれないかなー。

あのねー、私、これでもあなた達よりずっと年上の

立派な「マダム」なんですけど・・・。


と、若者に遊ばれている、いや若者と遊んであげているうちに、

やっとモナコ到着。


さあ、これからが本番だ!