今日はファンキーモンキーベイビーズのコンサートに行ってきました。

ファンモンのライブは待ちに待ったイベントでした。
というのも、昨年7月に予定されていたファンモン初のドームが
震災を考慮して中止されたからです。

初のドームコンサートの中止に関しては残念に思いましたが
震災に遭われたファンのことを考えてのことでしょう。
仕方のない判断だと思います。

そのような経緯でドームを中止した
彼らが震災1年後の3月11日にどんなライブをするのか?
ということも気になっていました。

コンサートは最初っからテンション高く会場もノリノリです。
何曲目かに
「希望の唄」が始まったときに心が大きく揺さぶられました。

この歌はアルバムの1曲目に入っている曲です。
車に乗っている時によく聞いていて
長男長女も一曲目のこの曲だけは結構歌えます。

「あなたがいて。もしも、この世にあなたが存在していなかったら
100ある笑顔のうち少なくとも40は無くなる」

というコンサート会場の歌と
車の中で歌っていた子供達の歌が重なって、涙が出てきました。

震災のことをネットやテレビ新聞などでたくさん見ました。
日本人としてしっかり知って、たくさん覚えておこうとしました。
その一方で
この一年間、無意識に考えないようにしていたことは
もし自分が震災で家族と会えなくなってしまったとしたら、、、
震災と家族を結びつける事を
想像することさえ辛くて頭と心が拒否していたことを初めて理解しました。

ファンモンは曲の間に何度も言いました。

「自分達はこんなところで楽しんではいけないんじゃないか?
と思っている人たちがいるかもしれないけど、それは違うと思う。
僕たちだってこんなところで歌って楽しそうにしていていいのか?
と思わないこともないけど、僕たちができることはこの場を楽しく
来ている人を笑顔にすること。少しずつでも前に進もう」


震災を理由にコンサートを中止した人たちらしい
乗り越えた葛藤が感じられるMCと、
そしてそんな葛藤をみじんも感じない最高に盛り上がったプロのライブでした。

コンサート後半、会場全員で黙祷をしました。
日本人みんながそれぞれの形で一年前の震災と向き合った日だったと思います。
私も今日初めて震災と向き合えた部分がありましたが
まだまだ消化されないものがたくさんあります。
というか
これからも消化したり理解しきったりすることは無いと思います。

自分の身の周りに起こることをしっかり受けとめて
乗り越えられる人間になりたいです。
その為にも自分の家族や周りの人たちと一生懸命生きていきたいと思います。

希望の唄のyoutube