金曜土曜はあした会議でした。

あした会議は憂鬱です。
足が遅い子供が運動会の前日に
「台風が来て中止にならないかな」
と願うような心境で毎回迎えます。

しかしあした会議は
回を重ねるごとに進化して
当社の経営になくてはならないものになっています。

あした会議の特徴は
新規事業コンテストではなく
・今の経営課題を解決する方法をひねりだす。
・見落しているかもしれないビジネスチャンスを再考する。
・より機能する組織体制を考え抜く。

ですが、
これらの要素は動きの速いネット業界で成長を
つづけていくには日常的に行われている
ある意味当たり前のことです。

なので会社の幹部を集めての
あした会議となると
乾いた雑巾をしぼるようなものになります。

「乾いた雑巾を絞る」というのは
トヨタのカンバン方式に代表される
生産性の追究の姿勢を表す言葉ですが
もうこれ以上、方法が見つからない。。
となってからの、もう一歩二歩が
世界一になるトヨタと他の会社との
違いを生んでいます。

経営の実際が地味であるように
あした会議も地味です。
全社の課題を根気よくひも解いて
必ず実行する案まで落とし込む必要があります。
この地味なことの積み重ねが
時間が経つほどに大きな成果を残します。

私たちもトヨタのように
限界を設けずに改善を続けることで
常識的な到達点を
超える会社にしたいと考えています。
あした会議は当社のそのような
文化をつくるを創る意味でも
大事な会議になってきました。

たった二日間の会議ですが
終わったらへろへろになります。
(初日の夜に飲み過ぎたという話しもありますが)
会社にとって価値の高いこの会議ですが
毎回個人的に新鮮な発見も多く、
憂鬱な分の回収は十分以上にできます。

これまで年に1回だったあした会議は
今年からは年2回の開催になります。
役員対抗で順位がつく方式も
精神的な疲れを増幅させる
ひとつの要因なのですが、
それさえ雑巾絞りの効果を上げる
一要素ですので
心を更にタフに向かいたいです。

あとはいい加減優勝したい。