昨日は「SwingGirls」ペインティングのフラワー長井線こと山形鉄道本社訪問。
第3セクター経営の赤字路線で、存続の危機にある。
この路線をどうやって盛り上げたらいいか、専務をはじめ、担当者たちと話し合った。

費用はなるべくかけない(というよりも、かけられない)で、利益をあげたい。

「SwingGirls」の大ヒットで「山形っていぐね~?」というプチ・ブームが起きていることを契機にならないか。
といっても、映画のブームだけに頼るわけにはいかないからね。

「フラワー長井線」は、新幹線赤湯駅から、荒砥駅まで、約1時間。
その間の景色といえは、広々とした田畑やすばらしい景観の山々で、ごみごみした都会に暮らす人たちには絶景だ。
この絶景を活かし、さらに鉄道利用を「楽しく」推進できるプランを考えている。

「フラワー線のホームを『ステージ』にしたいんだよね。プランターをいっぱい置いて、都会の人たちに花を植えてもらって云々」という話を、農林課のアレフS(仮名)にしたところ、「それはやっぱり、都会の人の考えだな」と言われた。
「プランター? そんなんじゃ、ダメだ」
「え? だって、プランターに植えてもらうのに年間5000円くらい、もらえばいいべ(ちょっと山形なまり)」
「だから、プランターじゃなくて、畑さ、借りてもらえばいいべ」

なーるほど。

線路脇の畑をずっとお花畑にして、区画ごとに都会のオーナーを募る。
なかなかいいかもしれない。

いま、田んぼ1反でも、年間12万円くらいにしかならないのだというから、農家はたいへんだ。(データはうろ覚えだけれど)
都会では無農薬、有機栽培ということがもてはやされているけれど、実際に無農薬や低農薬栽培は手がかかり、年寄りでは自分のうちのものをつくるので精一杯だ。
いまはいいけれど、5年、10年たつと、農業できるじいちゃんやばあちゃんがいなくなるから、日本は米も野菜もできなくなる。
そうならないためには「自分の食い物は自分で作る」という農政が必要、とアレフSは言う。

「いきなり野菜や米は無理だろうから、まずは花だけでも植えてみてけろ」といわれたわけではないのだけれど(笑)
今日はこれから「スキー場」に花を植えるボランティアに参加してくる。
といっても、終わるころを見計らって行って、昼の芋煮を食べるのが目当てという、情けない都会人だ。

今朝の白鷹は大雨だったのが一変して、なんとか晴れてきました。
これから花を植え、午後は稲刈り。
夜は直会。
なおらい、と読み、神様と対峙するというありがたい気持ちをこめた飲み会です^^

では、いぐべ~