北海道の六花亭といえば、チョコレートで有名。
北海道でしか売らないということを徹底している(北海道以外では、産直フェアなど、販売を限定している)ので、北海道みやげといえば六花亭のチョコレートか、ロイズのチョコレートかというくらい、定番になっている。

この会社がユニークなところは、社員の表彰制度があり、それは売り上げ実績といった金銭的な成功に対してではなくて、もっとなにげない日常のなかに、がんばっている社員を見出しているという。
「地味な仕事だからスポットライトを当てる」というのが経営方針にある。
北海道でも帯広という土地は、こつこつ、粘り強い人を育てる土地柄。その地での「家族経営」のよさを活かした経営である。

売り上げ目標は立てない。

「10人乗りの車には所詮10人しか乗れない」と、社長の名言。

「100億円の市場を確保したら、それ以上の広がりはないと思っていた。
でも気がついたら100億を超えていた。
それはひとりひとりがこつこつとがんばった結果。
売り上げが落ちたら、それはまずくなったということだ」

大きくしない会社経営に学ぶことも多い。

(2003.10.13放映 NHK「21世紀ビジネス塾」を観て)