最近仕事で会う人たちと話をしていると、だんだん親の話になって、みんなそれぞれ介護で努力している。
親の介護のために離職した人も何人もいるし、
ご夫婦でそれぞれの親の介護をしている人たちもいる。
介護が必要な親(とペット)のめんどうをきょうだいが担っているという人もいるし、
遠方の親のために毎月片道半日以上かけて通っているという人もいる。
かくいう私も老々介護予備群(当事者?)なのだけれど、
ヘルパーさんに頼めば有料(介護度によっては無料だけれど)のことが
家族であれば当然のようにどこからも給料は出ない。
それであれば無理をして家族が面倒をみるよりもどこかに働きに行って、
プロの介護者に面倒を見てもらうほうがいいではないか、
というのが若い人たちのおおかたの考え方ではないかと思う。
「もう時代が違うから、家でめんどうをみる必要はない」という人もいれば、
「在宅介護で、最後まで家で過ごせるようにしてあげたい」という人もいる。
私の場合は幸い親はまだ元気ではあるが、過保護にしているために私の負担はかなりなものだ。
物理的にも肉体的にもだが、それ以上に精神的に負担が大きい。
そして思うことは、子育てをしているママさんたちだって同じなんだろうなあということ。
同じじゃないかもしれない。
どっちが大変かと、比べることじゃない。
「大変だ」って思うこと、理解すること、共感することが大切だと思う。
最近「無償の愛」という言葉について考えることがある。
子育ても、親の介護も、ただただ愛情を与えるばかりなのだ。
そんな無償の愛が枯渇しないように、
「おつかれさま」と言いたい。
そして、自分にも、おつかれさま。
(もうお空組になった猫ちゃんの写真で癒されます)