早くも息子、入院7日目となりました。
検査の結果も出てきて、重症には至らないことがわかり、ホッとしています。
入院自体は、あと1週間の抗生剤治療+様子見、で、まだしばらくかかります。1ヶ月検診は入院中の病室で受ける事になりそうです。
息子を苦しめたヤツ。
それは、B群溶連菌(GBS)。
B群溶血性連鎖球菌ともいいます。
GBS、なんか聞いたことある名前だな、という方、36週ごろの妊婦健診の後期健診で検査されている項目です。
髄膜に感染し、重症になると、髄膜炎、敗血症などを引き起こし、障害が残る可能性も高く、死亡に至る事もあります。
現在の診断は、「菌血症」で、血液中で菌が暴れている状態です。
9月29日に生まれて、生後15日目の夜、発熱しての入院。
発見が早く、重症には至りませんでしたが、まだ先の事はわかりません。退院後も、発達の検査など、定期的な受診が必要になります。髄膜炎の可能性は低くなり、ようやく私の気持ちも落ち着いてきたところです。
妊娠中のGBSの私は35週時点で陰性でした。
感染症内科の医師によると、生後7日を過ぎての発症なので、妊娠中、出産における感染ではなく、感染経路は不明です。
<発見時の特徴>(生後15日)
・38度以上の熱が出る
・哺乳意欲が低い
・元気がない
16時のミルク以来、眠り続け、
20時に授乳を試みるも哺乳意欲低く再度入眠。
21時半に母に言われ、熱を測ったところ、38.7度〜39度。
こども救急相談に電話相談後、分娩先の総合病院に連絡。
(こども救急相談には、ベビーは平熱も高いので、肌着を脱がせてしばらくして熱がひかなければ救急に、と言われましたが、今思うと、微妙なアドバイス…)
23時に救急外来受診。各種検査に加え、髄液検査を行い、そのまま入院。
救急外来に、小一時間、息子の泣き声が鳴り響く。
私も付き添いで泊まりこむ。
翌日は、救急病棟から、小児病棟に移動。
丸一日、絶飲食となり、母乳も禁止。
あまりに泣くので、母と交替後、おしゃぶりを買いに行って届ける。
管に繋がれ、痛さと不快感、空腹感で泣き続ける息子。
欲しがるのに、母乳あげられないし、痛々しい姿に涙する私。
眠れなかったこともあり、入院2日目に私も産科のこころケア外来を受診。エジンバラに引っかかり、軽い産後うつ傾向と診断。
生後3週目に入り、疲れも出てきていたせいか、熱で苦しんで寝ている息子に気づかず、のんきに「今日はよく寝てくれてる」と思ってホッとしてしまってました。
その後すぐに看護師の実母が食事をつくりに来て、熱を測ってくれなければ、抗生剤治療が遅れ、重症化するところでした。
今は落ち着きましたが、それで、自分をすごく責めてしまってました。
感染症内科の医師から、「とても良いタイミングで連れてきてくれました」と言われました。産後の疲れから、子の変化を見逃してしまい、受診が遅れて重症化するケースは多いそうです。
入院後、小児医療チームの素晴らしい連携と判断に感嘆しっぱなしです。産科とも連携を取ってくれ、退院後のケア相談に、相談員さん、心理士さんもきてくださいます。
たくさんの検査や注射、点滴に耐え、快方に向かっている息子、
そして、異変に気づき、私に行動を促してくれ、今もまた夜間の付き添いをしてくれている実母には、頭があがりません。
入院2日目までは、私は泣いてばかりでした。
3日目も点滴の差し替えが痛くて泣く息子を見て、耐えきれずに泣いてしまいました。
家では思いっきり泣いておいたので良かったなぁと思います。
3日目から、回復傾向になり、直母もミルクもOKになりました。私がしっかり食べて寝て、栄養を与えてあげなきゃ、と、ようやく前向きになりつつあります。
時々低酸素状態になるらしく、酸素吸入をしていましたが、昨日から外れました。
こんなちっさいのに、ちんまいのに、
なんて頑張ってるんだ・・・
えらい、えらいぞー!!
もう少しの辛抱だー!!!