※注意※

以下の意見と話は

私個人に関するもので

他のスポーツ選手には

共通すると思わないでください。













試合に入る前

「あんなけ振り回ししたじゃん」

とか

「あんなけトレーニングしたじゃん」

と思えたのは

後にも先にも2020年全日本決勝前だけで

プロ生活を続けてきて13年間

それ以外は常に何かが足りてない不安と隣同士で

試合に入ることが多い。





あれだけやったと全日本前に思えたのは

コロナで練習しかすることがなくて

トレーニングしかすることがなくて

何ヶ月と追い込む期間があったから。





たかだかオフシーズンの2週間とかで追い込んでも

全然やった気なんてしない。

いつもそういう「足りない気がする気持ち」

と戦っている。





振り回しをすればするほど

それはまるでドラッグのように

やってもやっても足りない気がして

それが試合の前の不安に変わる。





だから人に言われる程

私は普段から自分が努力して来たと思ったことはない。





人に貴方は頑張ってると言われれば言われる程

もっとやらなくてはと不安になる。





努力ってなんなのかよくわからない。

そんな肉眼で見えないものは信用してない。





数字や結果で見えるもの以外は

結局は自分を安心させる為の何かでしかない。

と私は思う。





だから何があってもやり続けるしかないし

それは練習やトレーニングだけじゃなくて

普段からの考え方とか人間性とか

そういうことも結局はオンコートで

結果として出る。






1番欲しい時に欲しいショットが打てる自信は

私にとっては練習やトレーニングを積み重ねれば

出来るものではない。





人間的にも成長した

色んなことも乗り越えた

視野も広くなった

心も寛大になった

そういう日頃の成長を自分が感じることで

結局コートに行った時に

迷いなく自信を持ってプレーが出来る。






13年間もプロとしてやってきて

結局私が行き着いたのはこれだった。





他の選手はわからないし

その選手が結果を出せる何か

考え方があるとは思うけど

私にとっての自信とは

そういうところから毎日積み重ねないと

オンコートで自信を持って発揮出来ない。






どれだけ練習してもトレーニングしても

過去13年間自信を持てたことなんて

ほとんどなかったから。





ただ今が1番自信があるのは

なんでだろうと思ったら

たどり着いたのは人間力だった。










まだまだ全然足りないけど。笑笑





オリンピックで金メダルを取りたいか

一生誰かの記憶に残る選手でいたいかと言われたら

後者を選ぶと思う。





記録ではなく記憶に残る選手ってやはり

内から滲み出る何か光るものが

共通してある気がする。





金メダルも欲しいけどね。←