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振り駒は、3枚が表、1枚が裏、1枚が立って無効…
 「畳の上で歩が立ちましたよ!」
 「これは、縁起が良いのでしょうか?悪いのでしょうか?」

 

つるのさんの先手に決まりました。

先手:つるの剛士 三段
後手:ザブングル 加藤歩 初段
※持ち時間はそれぞれ15分、切れたら1手30秒。

ガチンコ勝負が始まりました。
 「加藤さんとは何度か共演していますが、喜びを表現するネタもありますので、どっちみちネタは見られると思いますよ。」

 

余談ですが、戸辺先生は、立ち位置の関係で盤が見えなかったのと、風向きの関係で棋譜の読み上げが聞こえにくかったのか、大盤の駒の動かし忘れや、間違った駒を動かしてしまう事が多々あり、その度に観客が大声で指摘していました。

今年も毎年恒例の、クリアファイルを賭けた勝利者予想クイズがありました。
今回は、対局者の登場前に勝利者予想カードを配り、対局直前に予想カードをまだもらっていない人が手を挙げる方式になったので、最初それを知らなかったつるのさんは…
 「おいおい!少ねえなー!!」


もちろん、「まだもらっていない人だけです。」という司会者のフォローはすぐに入りました。

 

初手からの指し手
▲7六歩 △3四歩

▲7五歩 △4二飛 ▲6六歩 △6二玉

▲7八飛 △7二銀 ▲4八玉 △4四歩 ▲7四歩 △同 歩

▲同 飛 △7三歩 ▲7六飛 △3二銀 ▲5八金左 △1四歩

▲3八玉 △3三角 ▲6八銀 △1五歩 ▲9六歩 △9四歩

▲4八金直 △4三銀 ▲6七銀 △4五歩 ▲7七桂 △5四銀

▲9七角 △5二金左 ▲9八香 △7一玉 ▲5六銀 △3五歩

▲8六角 △3六歩(第1図)

お互いの得意戦法である三間飛車と四間飛車の相振り飛車になりました。

一手一手に時間をかけながら指すつるのさんに対し、加藤さんはテンポの良い早指し。

これは持ち時間に差が出る予感。
そして先に仕掛けたのは加藤さんでした。

 

 

第1図以下の指し手
▲2八銀 △3七歩成 ▲同 銀 △5五銀 ▲同 銀△同 角

▲5六歩 △6四角(第2図)

加藤さんは、駒をぶつける激しい順を選びました。
 「加藤さん、積極的ですね。つるのさんは▲3六同歩としませんでしたが、それは△4六歩▲同歩△同飛▲4七歩△3六飛とさばかれるのを嫌ったのでしょうか?」

 

 

第2図以下の指し手
▲6四同角 △同 歩 ▲9五歩 △8九角 ▲9七香 △5六角成

(第3図)

角交換から角を打ち込み、馬を作った加藤さんが指しやすくなったように見えます。

素直に▲6四同角と取ったつるのさんですが、ここで▲7五銀と打てば後手の角が死んでいました。


 「かりんさんだったら、好きな香を追って△9八角成としたいですか?」
 「それ以前に、私、盤面(大盤)がよく見えないんですよ…」(かりんさんは一歩前へ出ました。)

※大盤の右側に竹俣女流と並んで立っていたかりんちゃんですが、竹俣女流と並行の位置だった為に大盤が見えていなかったみたいです。

「私は香車だけでなく取れる駒を全部取りたい。でもそれで負けちゃうんです。」
 「そうですね、負けている方が駒をいっぱい持っていることは多いです。駒を取る事に夢中で王がほったらかしだったり、取った駒をうまく活用できなかったり。」

 

 

第3図以下の指し手
▲5七歩 △5五馬 ▲9四歩 △3六歩 ▲2八銀 △9二歩

▲7四歩 △同 歩(第4図)

ここでつるのさんは15分の持ち時間を使い切り、1手30秒の秒読みに入りました。
馬を作られて指しにくい上に、30秒の秒読み。

しかも早指しの加藤さんはまだ持ち時間を多く残している。これはつるのさんピンチか?

 

第4図以下の指し手
▲8五桂 △4六歩 ▲同 歩 △5四馬 ▲7四飛 △7三歩

▲7九飛 △4六飛 ▲4七歩 △6六飛 ▲2二角 △6五飛

▲9三歩成 △同 歩 ▲同香成 △同 桂 ▲7三桂成(第5図)

 「私は端攻めをされるのが苦手で、戸辺先生には何度も教わりましたが未だにに苦手です。」

 「端のやり取りはプロでも難しいんですよ。」

 「私、9三の地点しか見ていませんでした。」
 「△9三同香なら7三には行かなかったと思いますが…」

後手玉は詰めろになりました。

加藤さんもこの桂成をうっかりしたか?

さて、どう受ける?

TO BE CONTINUED…

 

情報提供:通りすがりの将棋ファンさん

 

 

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