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先手:つるの剛士アマ三段・伊藤かりんアマ初段ペア
後手:ザブングル加藤歩アマ初段・竹俣紅女流初段ペア
持ち時間はそれぞれ5分、切れたら一手30秒。
※指す順番は▲かりん→△加藤→▲つるの→△竹俣の順
対局前の勝利者予想は、大体半々でした。
初手からの指し手
▲5六歩 △3四歩 ▲7六歩 △4四歩
▲5八飛 △4二飛 ▲5五歩 △5二金左
▲4八玉 △6二玉 ▲3八玉 △3二銀
▲2八玉 △1四歩 ▲1六歩 △4三銀
▲3八銀 △3三角 ▲6八銀 △7二銀
▲5七銀 △4五歩 ▲5六銀 △4四銀
▲7七角 △7一玉 ▲9六歩 △6四歩(第1図)
先手ペアはお互いが得意とする中飛車。
後手ペアは加藤さんが得意とする四間飛車に竹俣女流が合わせたと思われます。
これは、大方の予想通りの展開ではないでしょうか?
「4人とも息がピッタリですね。」
しかし風が強く、対局者は常に駒を抑えたりズレを直すのに必死な様子。
これは指し手を考えるどころではないかもしれない…
第1図以下の指し手
▲8六角 △6三金 ▲6六歩 △7四歩(第2図)
▲8六角は、かりんちゃんが相振り飛車戦で得意とする形。
後手の4二の飛車を睨んでいます。
このあたりで、強風に飛ばされる駒を直す事も出来ない状況になりました。
「誰かがハンドパワー使ってるんですか!?」
「♪吹けば飛ぶよな 将棋の駒に~という歌がありますが、その通りになってますね。」
人生いろいろさん、ありがとうございます。
記録係は時計を止めていたそうですが、それを知らないかりんちゃんは慌てて次の手を指しました。
第2図以下の指し手
▲7七桂(第3図)
「ちょっと一回中断しましょうか?」
「でも指しちゃいました。こんな事ならもっと考えればよかった…」
第3図以下の指し手
△7三桂(加藤)(第4図)
ここで対局は完全に中断―
「iPadがあるなら、iPadでやりたいです。」
加藤さんが、持っていたタオルを闘牛士の様に広げて風を防ごうとするポーズをしましたが、タオルが風になびくばかりで全く効果なし
―会場は爆笑―
「これまで何度も将棋のイベントを見てきましたが、風で対局が出来ないのは前代未聞です。天童で雪が原因の時はありましたが…そもそも、将棋のイベントは大抵屋内で行われますし。」
「その大盤を使えませんか?」
「そっちで棋譜を言って私が動かす目隠し将棋をするって事ですか?」
「それは無理です!僕たちがそっちへ行って直接大盤の駒を動かすって事ですよ。」
しかし、それでは戸辺先生は解説が出来ませんし、後手番が常に逆方向から見る(いわゆる‟ひふみんアイ”)事になるので却下。
「本当のウルトラマン来ないかな…いや、僕は本当のウルトラマンなんですけどね…いや、うん…」
―会場は爆笑―
本当のウルトラマンが来たら、バリヤーを張って風を防いでくれるでしょう!
苦肉の策として、大盤の位置を後ろに移動させて少し斜めにする事で大盤を風よけにする処置が取られました。
これも風が南風(海風)で、大盤の位置が去年とは逆の対局者の左側にあったから出来た事です。
この対応のせいか、それとも自然現象なのかは分かりませんが、風は弱まったようでようやく対局は再開されました。
情報提供:通りすがりの将棋ファンさん
TO BE CONTINUED…
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