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前回の第20図から―

助けを求めたウルトラマンに拒否されてしまったかりんちゃんに、秒読みの声が迫ります。

 

 

第20図以下の指し手

▲1八玉(か)(第21図)

かりんちゃんは、ここでやっと玉を寄りました。

こんな事なら、もっと早く寄っておけば良かった!と思った事でしょう。

 

 

第21図以下の指し手

△2八角(加)(第22図)

加藤さんは2八に角を打ち込みました。

△2八飛として、▲1七玉とさせてから△4四角で5三のと金を抜く筋があるように見えますが、先手の5八の飛車の利きでと金が取れないのが痛いです。(△4四角打としても、と金を取ると5五の角がタダになってしまいます。)

 

 

第22図以下の指し手
▲2九桂(つ) △4四角(竹) ▲2六銀(か)(第23図)

つるのさんは、△1七飛からの詰めろを防ぐ桂打ち。
竹俣女流は、角を引いて詰めろを継続させます。
かりんちゃんは銀で角筋を止めました。
後手が2回詰めろをかけて先手が2回防ぎましたが、これ以上詰めろは続きそうにありません。

△2六同角が筋にも見えますが▲同歩で2七の地点が空き、先手玉の逃げ道が出来るので△1九角成としても詰みません。
指す手に困った加藤さん、秒読みに追われながら指した手は…

 

 

第23図以下の指し手
△2四飛(加)(第24図)

これは攻めにも受けにもなっていない手です。

もうどうすることも出来ない後手ペアは、最後の手段である「会場からの一手」を宣言しました。

 

 「手を挙げていただいていいですか?指したいっていう方。」
その声に何人かが手を挙げました。
(ここで誰を選ぶかの選択権は後手ペアにしかないはずなのですが、どういう訳か4人で相談する事に…)

結論はやはり「弱そうな人を選びたい。」で、選ばれたのは…

4人の目に留まった小学校高学年~中学生に見える賢そうな顔の男子…

は強そうなので、その隣にいたお母さん。
厚木から来たと言う親子。

中学生の息子さんの棋力を聞いたところ四段との事。

彼を選んでいたら大変だったと言う声があがりました。

お母さん自身の棋力は…???
「普段将棋を指すことは無いが、大会で息子の対局を側で見ていることは多い。」との事。

果たしてどこまで知っているのか?

トドメを刺して欲しい先手ペア、悪手を指して欲しい後手ペア。

お母さんはどっちの味方になるのか?

 「お母さん、もういいですよ!どこでもいいですよ!!楽しんじゃいましょうよ!!!」
 「楽しむなー!お母さん、楽しまないで下さい!!」
 「もう難なら、投げちゃいましょうよ!!」


―会場は爆笑―


そして、お母さんは駒をつかみました。
 「よし!、銀をつかんだ!!」

「頼む!、あそこに打ってくれ!!」

全力で、お母さん、そして神に祈るつるのさん。


―会場は爆笑―

TO BE CONTINUED…

情報提供:通りすがりの将棋ファンさん

 

 

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