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前回の第24図から―

 

第24図以下の指し手

▲7三銀(母)(第25図)

つるのさんは渾身のガッツポーズ!
 「よっし、これは最善手じゃない?」

お母さんは、見事に後手玉に必至をかけました。
(息子さんが助言していた可能性が高いですが…)

がっくりの加藤さん。

 「いやー、会場にもウルトラマンがいましたね。そしてウルトラの母も。」
 「(会場の男子に向かって)お前、やりよったな!、ずっと覚えてるからな!!!」
 「やめなさい44歳!!」


―会場は爆笑―

 

第25図以下の指し手

△7二銀(竹)(第26図)

竹俣女流も、ただ手数を延ばすことしかできません。

ここで、つるのさんがパフォーマンス。
 「仕返しじゃー!」
午前中の加藤さんと同様に、金をつかんだ手を頭上に高々と上げました。

そして…
 「プシュウゥゥゥゥ… ▲8八金じゃー!!」


!!??

 

それを聞いた戸辺先生は、大盤の8八に金を打ちました。
大慌てで駆け寄るつるのさん。


―会場は爆笑―

 

 「8八金って言ったじゃないですか!」
 「盤上では、確かに▲8二金を指しましたから!!」

将棋連盟の公式ルールでは、秒読みに追われて盤から駒が飛んだ場合、指したい棋譜を言うか、指で指し示せば着手とみなすとなっていますが、この場合どちらが優先されるのか?

などと討論になるはずは無く、待ったと判定される事も無し。
後手ペアとしては▲8八金か、待ったで反則負けになって欲しかったと思われますが。

余計なパフォーマンスで反則負けならば、これに勝るオチは無かったでしょう。

このドタバタで、つるのさんの袴は乱れました。
対局終了後に、

「ただ今、つるのさんの袴の乱れを直しております。しばらくお待ち下さい。」

のアナウンスが流れた時には、大爆笑でした。

 


第26図以下の指し手
▲8二金(つ) △6一玉(加)

かりんちゃんも、つるのさんに続けとばかりにパフォーマンス。銀をつかんだ手を頭上に高々と上げ…

 「プシュウゥゥゥゥ…」
▲6二銀成(投了図)

まで79手にて、つるの、かりんペアの勝ち。

投了後、加藤さんは観客に向かって全力の
「悔しいです!!」

ares0601さん、ありがとうございます。

 「よっし!!」
 「イエ~イ!!」
 「出ました!!」

これには笑い声よりも、拍手の音の方が大きかったです。

観客もこれを聞くことを待ち望んでいたでしょうから。

これで後手ペアの勝利を予想していた
通りすがりの将棋ファンさんは予想が2戦とも外れ、クリアファイルを1つももらえない事に…
「悔しいです!!今まではクリアファイル貰えるのが当たり前だと思っていたけど、にやついてごまかしていたけど、今は悔しいです!!」

aramamejiroさん、ありがとうございます。

 

 「すみません、僕が足を引っ張ちゃいました。」
 「いえ、私もいい手に導けなくてごめんなさい。」

結局先手ペアは、会場の一手も、ウルトラマンも使うことなく勝ってしまいました。
やはり▲6四銀のカウンターパンチが効き、そのまま竹俣女流が力を発揮するチャンスも無く一気に押し切られてしまった感じでした。
▲8六角の筋から飛車を外しておけば、かなり違っていたのではないかと思います。

TO BE CONTINUED…

 

情報提供:通りすがりの将棋ファンさん

 

 

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