2010年9月29日16:15。

細胞診の結果を聞く診察予約の日時。

いま、15:05。

3年前の今は、まだがん患者ではなかった私。

まさか、がんだと告知されるとは思わず、母と一緒に実家から病院へ車で向かっているころです。

八丁堀交差点で、「じゃぁ行ってくるね、待っててね」と母にいって病院へ向かう私。

その背中を見送ってくれているだろう母に、大丈夫だよって言いたくて、

精一杯強がった背中。

母に心配かけたくなくて、ピンと張った元気な背中を見せながらズンズンと歩いたあのときのことをリアルに思いだしています。

がんになって3年。

昨日、ある方から、どんな3年でしたか?って聞かれました。

なんて答えていいか分からず、長かったような、でも短かったような、でも普通に生きてきた3年でした。って答えました。

もっと、自分の気持ちに合う言葉があるような気がするけれど。

とっさに答えられなかった。

今、考えると、精一杯、一生懸命に生きてきた3年だったなと思います。

よくここまで来られたなって思います。

そういう気持ちや想い、うまく伝えられなかったなぁ。

病気になっていなかったら決して出会えなかった方。

その方が、あと2年半の治療、頑張ってねって、手を握って、念を送ってくれました。

ありがとうございます。

これからまだまだ頑張らなくっちゃ!

乳がんとの付き合いはこれから一生続いていきます。


先日、母にどんなふうにこれからがんと付き合っていけばいいのかなぁって相談したとき、


「がんになったことを自信に変えて生きていけばいい!」って背中を押してくれました。

そうよね、がんになったことは恥ずかしいことじゃない!

だからどうどうと生きていきたいと思います。

また1年、どんなチャレンジが待っているか…。

また来年、笑って4年目を迎えたいと思います。

すべてのこと、ありがとう!