宣伝でチラリと見てすぐに観たいと思った映画。
でも今観れるかな?大丈夫かな?と迷いながら観た。
出演してる俳優さん方がみんな大好きな人ばかり。
長澤まさみちゃんはダー子のイメージはもちろん皆無。
坂口健太郎くんって、なんか薄そう?儚そうなのに存在感がしっかりとある。
人が亡くなってあの世といわれる場所と生きていた現世との中間の世界の話し。
生きていた世界に想いがある人が集まってる。
49日とか成仏とかは関係なくて、叶えたい想いがあって何年もここで過ごしてる人たちもいる。
現世に手を出して何かを変えるとかではなくて、探している人を満月の日にみんなで歩いて探したり。
自分が望んでいた出来事を見守ることで自分の想いを昇華して選択してその先の世界にいくことができる。
長澤まさみちゃんはちょっとだけ違ってたか。
わたしは出来るだけ後悔のない人生を送ってるつもりだった。
例えば迷った時は後で悔やまない選択をしてきてる方だと思う。
自分の力で出来る範囲での私生活の中ではね。
仕事ではたくさんあった。
人の命と接する仕事だから小さいことから大きいことまで後悔がないとは絶対に言えない。
もちろん良いこともたくさんあったけど。
私生活でこうしとけば良かったって強く悔やむことはあまりなかったと思う、今までは。
忘れたのもあるだろうけど。←これが一番の理由かな。
ただ最近のことではあの時こうすれば良かったっていう後悔の気持ちが強い。
友達とたらればだけど、とやり取りしてる。
あーすればこうなって、こうすればあーなって、って正解なんてないんだけどね。
でもこの気持ちも独りよがりなのかもしれない。
この映画を観て泣いちゃうかなって思ってた。
でも泣くことはなくてわたしは希望すら持ったくらい。
この映画の様にあの世とこの世の中間地点に行きたい。
作り手さんの意図とは違うと思うけど。
わたしが常々思っていることは
とーちをみおくってから死にたい。
あっ、病的な発言ではなくて、世間一般的な考えとは違うのは重々承知。
だってね重度の障害がある子を残してなんて、心配と不安しかない。
希望なんてないわ、今のところは。
これは正直な気持ち。
子供を先にみおくることも
子供を残して先にいくことも
どちらも辛い。
現実的には難しいことかもしれないけど、不安な中で残していく方が今のわたしには辛い気がする。
未練いっぱいな気がする。
今は。
だから余計にわたしがとーちを残してこの世を離れることになったら、
この中間地点の世界に行って見守りたい。
とーちが産まれてから、人生観、死生観、宗教観についても大きく変わったと思う。
とーちが安心して楽しく過ごせることがわかったらただようのをやめたいと思ってる。
本気でそう思ってる。
改めて仏教、キリスト教、神道の死についてちょっとだけ調べてみた。
どれも良いところがあってこれって選べないな。
うちは仏教だけど、そのまま引き継ぐつもりはなくて無宗教でいいかなと今は思ってる。
何かひとつを信じられれば強いんだろうけどね。
パレードは考えさせられる映画だった。
障害児を育ててる親として視点が違うかもしれないけど。
毎日を大切に生きていきたいね。