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今年も黄金色イチョウ並木が美しかった。
半年の入院治療が終わり
家路で眺めた記憶を懐かしく思い出しました。
白血病。
今でも寛解、治癒には難しいタイプもありますね。
私が罹患したAPL。
今では分子標的薬のみでも治療可能に
なってきていると聞きました。
あの抗がん剤のダメージがなければ
治療もそこまで辛くないかな。
でも輸血は必要だろね。
人間には忘れる能力があるのも
ある意味ありがたい。
特筆することはありませんが
そこそこ元気に過ごしています。
通勤路に枯葉を踏むと
カサっという音にさえ感激し
生ものを食べる時そぅ~と
体調をうかがっていたり。
何気ない毎日がありがたい。
これから寒さも厳しくなるみたい。
みんな、体調を崩さないように
身体をひやさないようにね。
10年一昔前とは言いますが。。。
東日本大震災のあった年、3月の採血ではどの血球も正常値でした。
それがその年の6月6日にまさかの、急性骨髄性白血病で入院。
青天の霹靂なんていう、単純な言葉では表現できない出来事でした。
お陰様で元気に過ごしています。
あの時の辛さも、年々薄れてきました。
もしかしたら、白血病に罹患していたことが記憶の部分だけに残っているとも思える。
そう、人間の「忘れる能力」ってすばらしい。
ハードディスクのように、一から十まできっちり記録されるとたまらない。
つまらないことを書いてしまいました。
ただいまコロナ禍。
マスク、手洗いうがい、人込みは避ける、体調管理。
一時退院や完全退院後にやっていたこと。
あの時はひとり、がんばっていたけど、今はみんなでがんばっている。
みんなでやると心強い!
なんて、当時を思い出しながら感じています。
感染防止セミプロのごとく、周りの人にもあれこれ体験談を話したり。
当時も白血病病棟は、厳しい感染防止対策がとられていたけど、今はもっと厳しいんでしょうね。
病室で、今日もがんばっている白血病患者さんたちのことを思うと、心の中で応援することしかできません。
10年後の血液検査結果ですが、すべて成人の正常範囲です。
数年間は白血球が少なめでしたが、気付くと正常値になっていました。
維持療法(ロイケリン+メセトレキセート)の影響ですね。
通院は、実はまだしています。
いろいろと不安なこともあるので。
とにかく、無理しすぎないこと、よく食べて、よく休む。
日々楽しく、美味しく過ごすこと。
極々単純なことの積重ね。
今日も元気に過ごせることが、有難い。