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美味いメシだ。こんな美味いもん喰った事がない。

いい酒だ。

ほろ酔い加減になったところで、次は勿論女だ。



おお!!こりゃあ、とびっきりの上玉だぜ!

躰中が、手に吸い尽く柔肌だぜ。こんな女お目にかかった事がなかったぜ。



最高だぜ!アッハハハ!







【それから、俺は毎日やりたい放題の日々を送った。



しかし、1ヶ月が過ぎ3ヶ月が過ぎ半年が過ぎると、流石にウンザリして来た。

あれほど美味ったメシも飽きた。

酒は飲んでも飲んでもグラスから減る事はない。

女は、次から次へと俺の体を貪る。まるで俺の方が、抱かれている気分だ。】



おーい、爺!聞こえるか?ちょっと出て来い。



「ふぉっふぉっふぉっ… 何か用か?」



「ああ、そうだ!爺、流石にウンザリして来たんだ。ちょっと一人にさせてくれ。」



「ふぉっふぉっふぉっ…ふぉっふぉっふぉっ… 何を抜かしておるのじゃ、このタワケが!! 貴様に自由などありゃあせん。貴様は、永遠に目の前の糞と小便を飲み食いし続けて、鬼から犯され続けるのじゃ。ふぉっふぉっふぉっ…」



★!!★!!★!!



「な、な、何?」



【目の前の豪勢な食事は糞に、酒のグラスは、尿瓶に、女はおぞましい鬼に変わっていた。】



「ウワッ!!」



「ふぉっふぉっふぉっ… やっと現実が見えた様じゃの。ふぉっふぉっふぉっ… 此処が何処か、気にしておったのう。教えてくれるわい。此処は地獄の三丁目じゃ!!」



爺の姿が閻魔に変わった。



「グオー!」

鬼が襲って来た。



「ウワッ!!うぁぁぁ…」

俺の断末魔が、地獄に響いた。



休題