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コンコン!

ノックの音で目が覚めた。

悪夢を見ていた様だ。

身体中、汗でびっしょりだ。


「はあい、どなた?」

「警察だ!」

けっ!警察?… マズい!
薬が、そこら中にとっ散らかっている。

どうすれば…、…! あれだ!昔聴いたYMOの、あれだ。

「…だぁぁれぇい?


「警察だ!麻取り違反の容疑だ。ここをあけろ!」

急いでかたさねば…、 マズい!マズい!どうすれば…。

「だ、だ、だぁぁれぇい?」

「警察だ!開けろ」

「警察?」

「そうだ、早く開けろ!」

「んー、ここは、警察じゃないよ~」


ふふふ、いい調子だ。あの通りなら、諦める筈だ。


「ここは、警察じゃないよ!俺が、警察だ!」

「警察?」

「そうだ…。わかったら、早く開けろ!」

「…だぁぁれぇい?」

「きっ…、きっさま~、舐めてんのか?サッサと開けろ!」

ん、なんか違うぞ…

「だぁぁれぇい?」


ガーン!!

ドアが、けやぶられた。

私は慌てふためいて、やっていけない事をしてしまった。
側にあったナイフを思わず突き出してしまったのだ。

「きっ、きっさまー!」

警官は銃を抜き、発砲した。

バーン!

私の胸が鮮血に染まった。



ドンドン!ドンドン!

ノックの音で目が覚めた。

「ああ…。夢だったのか。悪夢だった…」


つづく