IN OUT 不参加なのでポチッは不要です
原案 Snowyさん
(作者の都合で事実とは異なる部分が有りますが、あくまでフィクションとしてご了承下さい。)
K大学医学部
遺伝子治療学科
碇チームは、
その日特別な日を迎えた。
「教授!来て下さい。」
「どうした。」
「テロメアが、細胞分裂前と同一です!」
「なに!!間違いないのか!」
「間違いありません。全くの同一体です!」
碇は助手の言葉に歓喜した。
20年来の研究が実を結んだ瞬間だった。
「これで、ついに人類は不老不死を手にしたぞ!」
「おめでとうございます。先生!」
「やりましたね!」
「ばんざ~い!」
助手たちの歓声に破顔一笑したのも、当然だ。
これで、地位も名誉も手中したも同然なのだ。
テロメアは、細胞の尻尾の様なもので、
分裂のたびに少しづつ短くなる。
そして最後に、テロメアが無くなった細胞は死ぬ。
それこそが、老化の原因なのだ。
そのテロメアの遺伝情報を解析し、
短化を阻止する事が碇チームの研究であった。
そして、ついに成功。
不老不死…
正確には、不死ではないが、
老化によって死ぬ事はなくなった。
人類が神の領域に踏み込んだのだ。
その後、
碇たちは動物実験を経て、臨床実験へと研究を進めた。
その間、全人類の期待感は当然の如く絶大だった。
研究の完成まで異例のスピードでつき進む。
当たり前だ…。
世界中から人と金が無条件で集まったのだから。
だれもが、地球は人類の楽園となると考えた。
しかし、神はそれを許さなかった。
つづく
原案 Snowyさん
(作者の都合で事実とは異なる部分が有りますが、あくまでフィクションとしてご了承下さい。)
K大学医学部
遺伝子治療学科
碇チームは、
その日特別な日を迎えた。
「教授!来て下さい。」
「どうした。」
「テロメアが、細胞分裂前と同一です!」
「なに!!間違いないのか!」
「間違いありません。全くの同一体です!」
碇は助手の言葉に歓喜した。
20年来の研究が実を結んだ瞬間だった。
「これで、ついに人類は不老不死を手にしたぞ!」
「おめでとうございます。先生!」
「やりましたね!」
「ばんざ~い!」
助手たちの歓声に破顔一笑したのも、当然だ。
これで、地位も名誉も手中したも同然なのだ。
テロメアは、細胞の尻尾の様なもので、
分裂のたびに少しづつ短くなる。
そして最後に、テロメアが無くなった細胞は死ぬ。
それこそが、老化の原因なのだ。
そのテロメアの遺伝情報を解析し、
短化を阻止する事が碇チームの研究であった。
そして、ついに成功。
不老不死…
正確には、不死ではないが、
老化によって死ぬ事はなくなった。
人類が神の領域に踏み込んだのだ。
その後、
碇たちは動物実験を経て、臨床実験へと研究を進めた。
その間、全人類の期待感は当然の如く絶大だった。
研究の完成まで異例のスピードでつき進む。
当たり前だ…。
世界中から人と金が無条件で集まったのだから。
だれもが、地球は人類の楽園となると考えた。
しかし、神はそれを許さなかった。
つづく