IN OUT 不参加なのでポチッは不要です
「それで国銀さん、現在の我が国の政府発行国債残高はおいくらですか?」
「え~、前年度までに約500兆円の緩和措置で、今回国銀で減殺措置を取りましたので残高550兆円ほどになります。」
「なるほど、ではGDP比にするとどれくらいになりますか?」
「え~、前年度GDPと比較しますと実質536兆名目554兆ですから、まあ100%といった感じですね。」
「なるほど、では他国と比較するとどうなりますか?」
「え~、麦国が103%ですので、丁度同じくらいですね」
「なるほど・・・では、健全な財政状況の範囲内という感じでよろしいですか?」
「はい。特に我が国は「円建て国債」ですので、財政に全く問題はございません。」
「では、財務省が執拗に言い続けていた財政破綻、社会保障費の増大に対して逆進性の高い最悪の税制である消費税増税の必要性は全く無かったと言う事ですね。」
「はい。全くございませんでした。」
「財務次官、もう大嘘をついて国民を騙すのは止めませんか?それともご自分がお辞めになりますか?」
財務次官は呆然として言葉が出てこない。
暫く様子を見ていた奈緒であったが、財務次官の戦闘意識が消失したのを確認して話を続けた。
「では、まず、浮いた87兆円から防衛費を増額して来年度より防衛費はGDP比4%の22兆円とします。浮いた予算分の補正予算については後日お話をしましょう・・・では、話を戻しましょうか。」
有人に頷いて次を促す。
「では、続きまして総務省、お願いします。」
「あ、はい。え~、総務省としては全廃で構いません。以上です。」
意外と言う体を装い奈緒が大袈裟に言う。
「おやまあ~!そんなに官僚の皆さんが公僕としての使命を思い出して頂いたんですね!私とても感動しました。あと、あの南友偏向放送協会を正して下さいね。」
「あ、はい。しっかりと事実のみを放送する公共放送の使命を果たすように指導監督致します。」
「そうお願いします。」
頷いて有人に次を促す。
「では、次に経産省、お願いします。」
「あ、はい。え~、うちは、国際的な事案を扱う所で一部機密情報を伴う独法がありますので、申し訳有りませんが、90%の削減でご容赦お願いしたい。」
「う~ん・・・そうですね、国家間の機密情報を扱う事がありますね。仕方ないですね。では、それでお願いします。」
「では、次に内閣府。」
「はい、内閣府はもともと数が少ないので・・・全廃で結構です。」
ここらあたりで他省庁次官達は慌てふためき始める。
「嬉しいですわ。皆さんが私の思いに応えて公務員たる者の使命を思い出して頂いて。」
有人がいよいよ動揺著しい他省庁へ切り込む。
「では、次に文科省お願いします。」
「あ・・・・う・・・その・・うちはやはり教育の現場とのつながりとか・・え~・・40%程度でご容赦頂きたいと・・・。」
汗が額から流れ落ちる次官を見ながら奈緒が冷たく言い放つ。
「あらまぁ・・・・仕方有りませんわね。」
文科次官はほっとした様子で顔を上げる。
他省庁次官も安心した様子がアリアリと見える。
が、しかし、奈緒が次に発した言葉はその場の者を地獄へ突き落とす。
「補佐官、総理の意志に従えないようなので、文科省所管の独法は総理の権限で全廃して下さい。」
「あ!いや!そんな!・・・ちょっと待って・・・。」
奈緒は冷笑を浮かべて告げる。
「公務員たる資格の無い方はどうぞお隣の大臣に辞表を提出して頂けますか。
政府の意向に従えないとなると国政に支障がでますので、我が政府には必要の無い人材です。」
「・・・・そんな・・・・。」
「大臣、あとで新たな人選を宜しくおねがいします。」
文科大臣の銀美玲とも打ち合わせは終わっていた。
「了解しました。人身を一新して新たな文科省として国のためになる官僚を育てていきます。」
会議室を北極の冷気が包み込む。
続く
「それで国銀さん、現在の我が国の政府発行国債残高はおいくらですか?」
「え~、前年度までに約500兆円の緩和措置で、今回国銀で減殺措置を取りましたので残高550兆円ほどになります。」
「なるほど、ではGDP比にするとどれくらいになりますか?」
「え~、前年度GDPと比較しますと実質536兆名目554兆ですから、まあ100%といった感じですね。」
「なるほど、では他国と比較するとどうなりますか?」
「え~、麦国が103%ですので、丁度同じくらいですね」
「なるほど・・・では、健全な財政状況の範囲内という感じでよろしいですか?」
「はい。特に我が国は「円建て国債」ですので、財政に全く問題はございません。」
「では、財務省が執拗に言い続けていた財政破綻、社会保障費の増大に対して逆進性の高い最悪の税制である消費税増税の必要性は全く無かったと言う事ですね。」
「はい。全くございませんでした。」
「財務次官、もう大嘘をついて国民を騙すのは止めませんか?それともご自分がお辞めになりますか?」
財務次官は呆然として言葉が出てこない。
暫く様子を見ていた奈緒であったが、財務次官の戦闘意識が消失したのを確認して話を続けた。
「では、まず、浮いた87兆円から防衛費を増額して来年度より防衛費はGDP比4%の22兆円とします。浮いた予算分の補正予算については後日お話をしましょう・・・では、話を戻しましょうか。」
有人に頷いて次を促す。
「では、続きまして総務省、お願いします。」
「あ、はい。え~、総務省としては全廃で構いません。以上です。」
意外と言う体を装い奈緒が大袈裟に言う。
「おやまあ~!そんなに官僚の皆さんが公僕としての使命を思い出して頂いたんですね!私とても感動しました。あと、あの南友偏向放送協会を正して下さいね。」
「あ、はい。しっかりと事実のみを放送する公共放送の使命を果たすように指導監督致します。」
「そうお願いします。」
頷いて有人に次を促す。
「では、次に経産省、お願いします。」
「あ、はい。え~、うちは、国際的な事案を扱う所で一部機密情報を伴う独法がありますので、申し訳有りませんが、90%の削減でご容赦お願いしたい。」
「う~ん・・・そうですね、国家間の機密情報を扱う事がありますね。仕方ないですね。では、それでお願いします。」
「では、次に内閣府。」
「はい、内閣府はもともと数が少ないので・・・全廃で結構です。」
ここらあたりで他省庁次官達は慌てふためき始める。
「嬉しいですわ。皆さんが私の思いに応えて公務員たる者の使命を思い出して頂いて。」
有人がいよいよ動揺著しい他省庁へ切り込む。
「では、次に文科省お願いします。」
「あ・・・・う・・・その・・うちはやはり教育の現場とのつながりとか・・え~・・40%程度でご容赦頂きたいと・・・。」
汗が額から流れ落ちる次官を見ながら奈緒が冷たく言い放つ。
「あらまぁ・・・・仕方有りませんわね。」
文科次官はほっとした様子で顔を上げる。
他省庁次官も安心した様子がアリアリと見える。
が、しかし、奈緒が次に発した言葉はその場の者を地獄へ突き落とす。
「補佐官、総理の意志に従えないようなので、文科省所管の独法は総理の権限で全廃して下さい。」
「あ!いや!そんな!・・・ちょっと待って・・・。」
奈緒は冷笑を浮かべて告げる。
「公務員たる資格の無い方はどうぞお隣の大臣に辞表を提出して頂けますか。
政府の意向に従えないとなると国政に支障がでますので、我が政府には必要の無い人材です。」
「・・・・そんな・・・・。」
「大臣、あとで新たな人選を宜しくおねがいします。」
文科大臣の銀美玲とも打ち合わせは終わっていた。
「了解しました。人身を一新して新たな文科省として国のためになる官僚を育てていきます。」
会議室を北極の冷気が包み込む。
続く