こんな気分の日々にはテトさんオススメのこんな曲が心を穏やかにしてくれる(*^^*)
IN OUT 不参加なのでポチッは不要です
「どうしてそれを・・・・。」
「ふふふ・・・・だから、言っているでしょ。心から願う人にしか見えないのよここは。」
「はあ・・・。」
「それで、あなたはどうしたいのかしら?ただ死にたいだけじゃ無いでしょ?」
確かにただ死にたいだけならビルの屋上から飛び降りれば済む話だし、山の中なら木に縄を掛けてぶら下がれば終わりだ。
「・・・妻を助けたい。それが望みです。ただ・・・自殺だと保険金が下りない。妻の治療費に使えないし・・・・私が・・・いや・・・・その・・・。」
「ふふふ・・・・もし保険金が下りても横領したお金の補填に使われるのが困るのね。」
「何故それを・・・・。」
「だから・・・ここはそういう所なのよ。」
「はあ・・・あの・・・では、どうすれば良いでしょうか?」
「ふふふ・・・・簡単よ、ただ私にお願いしなさい。それで全部解決してあげるわ。」
柴田はさすがに訝しがった。
「いや、いくらなんでもただお願いするだけで良いと言われても・・・・。」
「だから・・・そういう所なのよ、そう言っているでしょ?」
「はあ・・・・私は何もお支払い出来ませんが・・・・」
「・・・・何を言っているの?あなたは死にたいのでしょ?ただ奥さんを助けたいだけなんでしょ?」
「えっ・・・あの・・・どういう事ですか?」
「まだ分からないの?ふふふ・・・・困った方だわ。あなたの願い事は聞いてあげる。ちゃんとあなたの奥さんの治療費が保険金で賄える様になる・・・それは叶えてあげるわよ。」
「はあ・・・・あのそれで私は・・・・。」
「ふふふ・・・・あなたはただ私に命を差し出せば良いだけよ。」
「えっ・・・い、命・・・・。」
「ふふふ・・・・そうよ、ここはそういう所だと何度も言っているじゃない。」
「い、いや・・・そんな事は聞いていない・・・・。」
「そう・・・・。じゃあそのまま出ていけば良いわよ。あなたは警察に捕まって奥さんも治療が出来ずに死んじゃうだけの話し。」
「うぅ・・・・それは・・・・。」
「ふふふ・・・・あなたが自分の命を犠牲にしてでも奥さんを守りたいのかどうか、ただそれだけの話しよ。どうするの?」
「・・・・どうやって助けてくれるんですか?」
「ふふふ・・・・それは秘密よ。それを教えたらこちらの商売あがったりだわ。」
「・・・商売・・・・。」
「ふふふ・・・・そう、商売、さてどうするの?」
「・・・・わかりました。よろしくお願いします。」
柴田は深々と頭を下げた・・・・ところで意識を失った。
次に柴田が意識を取り戻したのは勤め先の銀行の自席であった。
「・・・・ん?・・・ああ・・・夢か・・・・」
その時いきなり行内に非常ベルが響き渡る。
「おら~!!さっさと金を入れろよ~~~!!」
大声に驚いてそちらを振り返ると支店長が強盗に銃を突きつけられ金庫を開けさせられていた。
「さっさとせんかぁ~~~!!!」
強盗の叫び声と女子行員、来客者の悲鳴が響き渡る。
ただ呆然としていると支店長が出した金庫の金を詰め替えたバッグを持って強盗が出口へと向かっていた。
振り向きざまに強盗が銃をぶっ放した。
「バン!バン!バン!」
3発の銃声が響き全員が床に伏せた。
もちろん柴田も伏せた。
しかし柴田が伏せた床には血溜まりが広がる。
「うぐぅ・・・・まさか・・・・」
柴田は胸に当てた掌を見ると、そこには真っ赤に染まったあの洋館が映し出されていた。
「なんじゃこりゃ~~~~!!!!」
なんじゃって・・・そりゃぁ~あんたの血でしょうねぇ・・・
でもちゃんとあんたの横領問題も解決したし、保険金も下りるし・・・
オシマイ
IN OUT 不参加なのでポチッは不要です
「どうしてそれを・・・・。」
「ふふふ・・・・だから、言っているでしょ。心から願う人にしか見えないのよここは。」
「はあ・・・。」
「それで、あなたはどうしたいのかしら?ただ死にたいだけじゃ無いでしょ?」
確かにただ死にたいだけならビルの屋上から飛び降りれば済む話だし、山の中なら木に縄を掛けてぶら下がれば終わりだ。
「・・・妻を助けたい。それが望みです。ただ・・・自殺だと保険金が下りない。妻の治療費に使えないし・・・・私が・・・いや・・・・その・・・。」
「ふふふ・・・・もし保険金が下りても横領したお金の補填に使われるのが困るのね。」
「何故それを・・・・。」
「だから・・・ここはそういう所なのよ。」
「はあ・・・あの・・・では、どうすれば良いでしょうか?」
「ふふふ・・・・簡単よ、ただ私にお願いしなさい。それで全部解決してあげるわ。」
柴田はさすがに訝しがった。
「いや、いくらなんでもただお願いするだけで良いと言われても・・・・。」
「だから・・・そういう所なのよ、そう言っているでしょ?」
「はあ・・・・私は何もお支払い出来ませんが・・・・」
「・・・・何を言っているの?あなたは死にたいのでしょ?ただ奥さんを助けたいだけなんでしょ?」
「えっ・・・あの・・・どういう事ですか?」
「まだ分からないの?ふふふ・・・・困った方だわ。あなたの願い事は聞いてあげる。ちゃんとあなたの奥さんの治療費が保険金で賄える様になる・・・それは叶えてあげるわよ。」
「はあ・・・・あのそれで私は・・・・。」
「ふふふ・・・・あなたはただ私に命を差し出せば良いだけよ。」
「えっ・・・い、命・・・・。」
「ふふふ・・・・そうよ、ここはそういう所だと何度も言っているじゃない。」
「い、いや・・・そんな事は聞いていない・・・・。」
「そう・・・・。じゃあそのまま出ていけば良いわよ。あなたは警察に捕まって奥さんも治療が出来ずに死んじゃうだけの話し。」
「うぅ・・・・それは・・・・。」
「ふふふ・・・・あなたが自分の命を犠牲にしてでも奥さんを守りたいのかどうか、ただそれだけの話しよ。どうするの?」
「・・・・どうやって助けてくれるんですか?」
「ふふふ・・・・それは秘密よ。それを教えたらこちらの商売あがったりだわ。」
「・・・商売・・・・。」
「ふふふ・・・・そう、商売、さてどうするの?」
「・・・・わかりました。よろしくお願いします。」
柴田は深々と頭を下げた・・・・ところで意識を失った。
次に柴田が意識を取り戻したのは勤め先の銀行の自席であった。
「・・・・ん?・・・ああ・・・夢か・・・・」
その時いきなり行内に非常ベルが響き渡る。
「おら~!!さっさと金を入れろよ~~~!!」
大声に驚いてそちらを振り返ると支店長が強盗に銃を突きつけられ金庫を開けさせられていた。
「さっさとせんかぁ~~~!!!」
強盗の叫び声と女子行員、来客者の悲鳴が響き渡る。
ただ呆然としていると支店長が出した金庫の金を詰め替えたバッグを持って強盗が出口へと向かっていた。
振り向きざまに強盗が銃をぶっ放した。
「バン!バン!バン!」
3発の銃声が響き全員が床に伏せた。
もちろん柴田も伏せた。
しかし柴田が伏せた床には血溜まりが広がる。
「うぐぅ・・・・まさか・・・・」
柴田は胸に当てた掌を見ると、そこには真っ赤に染まったあの洋館が映し出されていた。
「なんじゃこりゃ~~~~!!!!」
なんじゃって・・・そりゃぁ~あんたの血でしょうねぇ・・・
でもちゃんとあんたの横領問題も解決したし、保険金も下りるし・・・
オシマイ