先日、とある子育て講演会企画ミーティングに出席しました。
新しくご高齢の男性の方が参加されて積極的に発言されていました。
考えをまとめ次回提案が出来るよう書いてみようと思います。

コントラストの強かった意見の一部をランダムに並べてみます。

・人よりいい暮らしをしようとして母親が働くから保育園が足りないとかになる。
  旦那の稼ぎで家計をやりくりする努力が足りないからだ。
・ここ(市内)の親は満足してるが、あっち(市内)の親とかは
  こういう学習にも関心が無い、勉強する意識が低い  
 (あちゃちゃ~さすがにイエローカード)
・(提案した講演者の著作を紹介すると)どうせその先生1人が聞いた話が
  ちょろちょろ並べてあるだけなんだろう。 → とんでもありません。ショック!
・(基本的人権としてセクシュアリティも取り上げたいという意見に)
  セクシュアリティ?そんな横文字アメリカからの輸入だろう。
  中国で二千年前に出来たそういうのを日本はずっと前から
  とっくに取り入れているのをあなた知らないだろう。
  (たぶんなんのことか知っています。でもそれは閨房術です。。。)
・親になる資格も無い若いのが簡単にやって産んじゃうから虐待がある。




これを聞いてなにを感じますか?
(その通り!と思われた方はちょっと辛抱して下さいね)


ここに書けないようなこともあるので
私は聞きながらけっこう腹が立ったけれど、少し時間を置いて
その男性が同世代のお仲間と
今どきの子育てを口角泡飛ばしながら居酒屋で
気勢をあげてこき下ろしているところを想像してみたんですね。
子育てをサポートするチームとしては想定外の視点だけど、
この社会で少なからず聞こえてくる声。
その主の1人がわざわざ参加してくれている。
現代用語の説明したり思い込みを具体的データで訂正するたびに、
自分でも自分の視点や情報を点検できます。勉強になるう!

発言を読み返すといくつかテーマが見えます。
・女性のライフプラン 働き方と生き方
・女性男性共に親になっていく生き方
・保育園問題は女性だけの問題か
・こどもの貧困問題とその周辺
・移り変わりの激しい教育政策とどうつき合う
・LGBTってなに?どこで学ぶ?どう向き合う?
・こどもと性教育
・自尊意識と基本的人権感覚
・保護者、夫婦が抱える関係性の課題
 (セクシュアリティにど真ん中な反応をされて苦笑気味だったのですが
  その中国2000年の歴史の学問も道教とともに日本に入り
  本質的には現代のlove&peaceの源だったな、と受け止めました。)

教育にとても関心がおありで
その思いで行動されて企画会議に来られた。
ただお話のほとんどが伝聞的情報だったり、主観的印象に偏っていたりで
目の前にある現実とかみあっていません。
共に話しながら気が付いてくれたらいいなあ。