続きです!
※相櫻
※BL
自己責任でお願いします🙇🏻♀️
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俺に流されるまま連れてこられた相葉雅紀は初めて来たかのような反応で部屋中を見渡す。
「まさか相葉さん。ラブホ初めて?」
「えっ!は、恥ずかしながら…」
「わ〜、まさか未使用?」
半分本気で聞いたら勢いよく首を横に振って否定した。
「こういうところに来ることがなかっただけで、経験はあります。けど…」
「そっか。じゃ、俺先にシャワーしていい?」
「へ?あ、あの!」
「ん?なに?」
「これから…なにを?」
「楽しいこと。俺、そういうことに殆ど興味ないんだけどさ、相葉さんとならやれそう。付き合ってよ。人助けだと思ってさ。」
「人助け…。うん、分かりました!先にシャワー浴びてきてください!」
自分の中で腑に落ちたのか急に前向きになった相葉雅紀は俺をバスルームへ勧めた。
備付けのガウンを着てシャワーから出ると次は相葉雅紀がバスルームへ。
俺はベッドに座って、この不思議な状況を少し楽しんでいた。
「男とこんなとこ来るなんてw 俺、あの人のこと抱けんのかな?w」
反応するかは別だが、相葉雅紀の笑顔を思い出すとなんだか抱きしめたくなったから
いつも引っ掛けてる女たちよりは楽しくなりそうな気がした。
「上がりました!お風呂広いんだね!」
なんて呑気な感想を言って出てくるから気が抜けて笑ってしまう。
同じガウンでも俺より背の高い相葉雅紀には少し短く感じる。
「フッ、何その感想w」
「いや、ホテルのお風呂にしては広いなーって」
「2人で入れるようにでしょ?なんならそこでデキるように?w」
「っ!…あ、あぁ〜なるほど…」
「後で一緒に入る?」
「男2人だと狭いかと…」
「かな?w ねぇ、こっちきてよ。」
立ったままの相葉雅紀をベッドに誘う。
ゆっくりと歩いてきて横に腰掛けるとベッドがギシッと音を鳴らした。
「男の人としたことあるんですか?」
「ないよ。相葉さんが初めて。」
「その…俺も初めてで…」
「いいじゃん。好きなようにしよ?てか、敬語やめてよ。俺年下だし。」
「でも…。知らない人だから…」
その言葉にイラッとした。
知らない人。何も間違ってないのに無性に腹が立った。
「さすが弁護士さん。真面目だね。」
「そう、ですかね?」
「どうせこれ1回きりの関係でしょ?」
相葉雅紀の肩を押して、ベッドに押し倒して強引にキスをした。
なげやりでしたはずだったのに、
触れた唇が柔らかくて温かくて…
凝り固まっていたものが解されるような感覚がした。
やば…なんだこれ…