インフルエンサー採用始めました。 | OWNDAYSの社長のブログ

インフルエンサー採用始めました。

 

 

秋なので

インフルエンサー採用始めました。

 

 

 

https://www.odsaiyou.com/influencer/

 

プレスリリースはこちら。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000005214.html

 

 

これに関連して取り上げられた日経さんの記事

 

 【「インフルエンサー」なら採用優遇 ファッション各社】

http://u0u1.net/GO0M

がNewsPicksで取り上げられ、批判コメントの嵐を沢山頂きました。

光栄です。

 

 

「最後まで読んでませんが、フォロワーもいいねもお金をださなくてもゲットできるアプリがありますし、基準がすごく曖昧ですね」

 

「既存社員を育成するのはありだし、店舗スタッフのデジタルでの活動を評価するのは賛成派ですが、採用の判断材料としては微妙でしょう。フォロワー数=リーチ数ではないし、発信者の濃さとフォロワーとの信頼関係ができているかが本質的なところ。
手当の原資を、教育と結果に対するインセンティブにしてはどうでしょうか。」

 

「定量的な評価って良く聞こえますが、フォロワーなんていくらでも買うことができます。」

 

「僕はインスタのアカウント2つ合わせて9万人以上いるから手当て3000万かな(笑)というか就職したからといって会社が求めるような使い方で自分のアカウントを使うとは限らない。フォロワー買うやつもいる中でこの基準は全くとんちんかんだと思う。大人が思ってるほど影響力ない。」

 

「「さくらインフルエンサー」募集ですか。利害関係ないからリコメンド力があるのに。」

 

「これって見方変えると、サクラに金を払ってんのと一緒じゃん…」

 

 

その他、沢山の批判的なコメントをNewsPicksで頂いてます。みなさんありがとうございます。

 

しかし、このままだと、僕はNewsPicks上で

 

「SNSとかまるで理解できておらず、短絡的な考えで突っ走る薄ら寒い頭の悪い経営者」

 

という評価が固定しつつあり、「そんな社長の下で働いてる社員が可哀想」みたいな意味不明な同情まで出始めては困るので、社員とOWNDAYSに就職をお考えの方の為にも、少し補足した説明をここに書いておこうと思う。

 

 

まあいちいち、薄い内容の批判に向かって、反論すること自体、面倒くさいんだけど、今更、フォロワー数=リーチ数だなんて思ってるわけないし、見せかけのフォロワー数だけならいくらでも増やす方法があるのも常識で、単純にフォロワー数が多ければなんでも良いってわけじゃ無いのは当然理解している。

 

ただ、その上で、ソーシャルメディア上での信用や発信力、表現力、視点、etc・・が学歴や学力に匹敵するほど、いや業種や業界によってはそれ以上に、個人の資質を判断する一つの指標になりつつあり、今後もその傾向が強まっていくのは確かな動きだろう。

 

元来、料理人やバーテンダー、キャバ嬢に美容師、整体師やマッサージ師、会計士に弁護士など、一部の職業や業界では昔から「お客を持っている個人の力が強く、個人の側が働きやすい場所や組織を選んでいる状態」というのは沢山存在していた。

 

それと同じような現象、逆から言えば

 

「影響力のある個人を会社や組織が奪い合う状態」は、スマホ・SNSが登場し一つの社会インフラとして機能し始めたことによって、これからさらに急速に、そしてもっともっと多様な職種へと拡大していくことだろう。

 

情報を得るコストが下がり、情報が溢れかえるということは、逆を言えば「正確な情報に辿り着きづらくなる」という要素もたくさん引き起こす。

 

これからは、多くの人が「正しい情報難民」になるだろうし、正しい情報を探し出す作業に疲れていくだろう。

 

そうなると、発信力を持っていて魅力のある個人が活躍する場面が増えていく。

 

・靴のことは解らないから、あの人の薦めてる靴を買おう。

 

・髪型はあの人だな。

 

・スーツならあの人。

 

・子供を塾に入れるならあの人。

 

そんな感じで人々は、何かを決断する前に、身の回りにいる「信頼できそうなその道のプロ」に判断を委ねるケースや、その人の発言を参考にしていく場面がどんどん増えていくことになるだろう。

 

そうなると、より大勢の人から

 

「身近なその道のプロ」

 

として信用され、認められて、キュレーションを託されるようになった人は、その発信力や情報の質・精度、視点の面白さなど様々な要素と共に、フォロワーの質や数も価値を増していき、個人の価値も同時に上がっていくことになる。

それが「フォロワーがその人の価値に変わる」という現象だと思う。

 

いずれ、自分の発信力によって、年収1千万の靴屋の店員さんとか、スーツ屋の店員さんとかが出現してもおかしく無いと思う。

そして、ここが大事なポイントなのだが、必ずしもそういう発信力の高い魅力的な人が、全員「独立して起業したり、個人事業主になりたい」とは思わないということだ。

 

発信するのは好き!注目されるのも好き!沢山の人に「個人」を評価してもらって仕事がしたい!

 

そういう人は沢山いる。ただ、彼らはイコール、一人で稼げるから一人になりたい!と必ずしも思うわけではない。楽しい環境や仲間がいればそこにいながら個人を売りにしていきたいと思う人も沢山いるのだ。

 

そんなことを考えていたら、いずれ個人が持つ魅力で、毎月何百万円も売り上げて、年収1千万とか稼ぐメガネ屋の店員がいて、OWNDAYSはその人に選ばれるように魅力的な商品やサービス、働きやすい環境や面白いイベントを用意してあげるようになる。という未来もアリだな、そんな世界もやって来るかなーとか思えてきた。

 

我々のいる、メガネ業界にもECやAIによって急激な環境の変化が押し寄せてきている。早晩、視力測定における特殊な検査技術や、加工技術、大量に店頭在庫を持つことによる差別化などは、テクノロジーによってディスラプトされていくことになるだろう。

 

そんな変化した未来の中で、「眼鏡屋の店舗と店員」の在り方を考えたときに、最後まで残るものは「そのお店の周囲の人々にとって必要とされる場所と人であるか?」じゃないかなと思う。

 

ではどういう店や個人が周囲の人々から必要とされるのか?

 

その存在のあり方や働き方に明確な答えはまだ見出せてないが、方向は見えてるので、そこに向かっていける可能性のありそうなことは、かたっぱしから実際に試していくことが重要だと思う。

 

その中の一つの試みとして、ソーシャルメディアの使い方の上手い人や、熱心な人を集めてみて、「店頭で働く個人が、自ら自由に発信してOWNDAYSの企業価値を上げていけるか?売上を上げていけるか?そしてその発信力が、店長や管理職などの縦方向だけの出世を目指すだけでなく、もう一つ、横軸でのキャリアアップの可能性を広げていくことができのか検証してみよう」

 

ということでスタートさせてみたのが、このインフルエンサー採用なのである。

 

 

「フォロワーの数が人間の価値なんて決めない。本気でこんなこと考える経営者がいるとしたら、そんな会社やめた方がいい。人間を表層的な数字でしか判断できないアホってことだから。そういう会社は、きっとお客さんのことも数字=金としか見ないんだろう。」

 

と、なかなか香ばしい批判を、よくわからん、どっかの誰かがしていたが

 

僕はOWNDAYSの店頭に立っているスタッフを大切な「人間」として見てるからこそ、小売業の現場から、人がいらなくなっていく未来に向かって、社員一人一人の持つ魅力や可能性を、積極的にSNSを活用してもらうことで広げていき、新しい可能性を持たせてあげることができないかと思って挑戦をしている。

 

 

 

というわけで、

 

「自分は芸能人ほどじゃないけど、身近な周りの人には結構影響力あるぜ!」という方がいたら是非、OWNDAYSで働いてみませんか?

 

 

以上。

 

 

今回はステマとかじゃなく、混じりっけなしのただの新しい採用枠設置のお知らせでした。