2018年を振り返って
早いもので今年も1年が終わっていく。
時間の長さは一定ではなく、伸び縮みするものというのは最早周知の事実だが、さらに「体感時間」という見方まで加えると、1秒の長さは時に1時間にも感じられたり一瞬であったり。
人間、歳をとるにつれ「体感時間」が短くなっていくそうだ。
一説によると、体感時間で一生の長さを測ると、20歳が人生の折り返し地点になるとか・・
つまり20歳までに体感した時間の長さと、20歳から80歳までの時間の長さは体感時間では等しくなるという。
その説が正しいとすれば
昔から、年寄りが若者に「時間が経つのはあっという間だぞ。気づくとすぐ1年経ってるぞ」と、
のたまい、若者は「はあ?何いってんだ?おっさんの人生がしょーもねーから1年経つのがあっという間なだけだろ?」と吠えるわけだが
事実、このおっさんと若者では、脳で感じる体感時間に大きな違いが生まれているのかもしれない。
そんなわけで、僕も40歳を過ぎてからというもの、急速に1日が過ぎ去るのが早く感じるようになってきた。
これに抗い、体感時間を伸ばして、少しでも人生を長く生きる為には、毎日何かしら新しいことに挑戦をして新しい刺激を沢山脳に与えることが有効らしい。
それを実践すべく、今年もインドネシアに進出し、香港に進出し、米軍基地にまで乗り込み店を開け、更には小説を出版し、メディアに出まくって、増資をして大企業を株主に迎えて、あーだこーだと言われながら、インドに渡って現地のメガネチェーンと合弁会社を設立し、インド進出の準備まで整えてみた。
しかし、こんだけ色々やっても年末の今日、感じるのは「あーもう一年が終わっちゃった・・本当に早いな・・」という喪失感というか虚無感だったりするのである。
これだけやって今のOWNDAYSの売上は160億を少し超えるくらい。
160億というと、イオンのGMS1店舗分くらいで、イオンモール1店舗分にもならない。
ユニクロだと20店舗分くらいかな。
まあそんなもんである。
ただ裏を返せば、
それくらいの規模でも、これだけ面白いことができて、多少なりとも世の中で認知されるようになってきて、メガネに留まらず様々に活動の幅を広げる事ができてるわけだから、これが売上500億とか1千億とかになったらどんな面白い事ができるんだろうとワクワクが止まらない。
来年は海外も含めて350店舗を目標にしている。
売上で250億くらい。
その為の仕掛けも色々と準備中。
日本でも海外でもまだまだやることが沢山。
しかし売上よりも何よりも
OWNDAYSで働いている全ての人が、自分個人の魅力で仕事ができて、自分個人の魅力でお客さまを引き寄せられるようになり、ロボットのような人がいない会社にすることが、今一番経営者として自分が心血を注いでいる領域であり目標でもある。
という事で、今年も激動の1年だったけれども、こうして無事に年を越せるのも、OWNDAYSを支えてくださった全ての関係者の方々、ならびにOWNDAYSのメガネをご愛顧頂いているお客様のお陰と心から感謝しつつ、来年は更にその期待に必ず応えていけるように、ふんどしをしめて年越し蕎麦をすすろうと思う。