人生において選択になんて大した意味はない。 | OWNDAYSの社長のブログ

人生において選択になんて大した意味はない。

 

みんなすごく選択に悩んでいる。

 

例えば

 

「転職するかどうか?」

「会社を辞めて独立するかどうか?」

「この人と結婚しても良いのかな?」

「どの大学に行こうか?」

「どの会社に就職しようか?」

 

そんな感じで

今日の夜ご飯に何を食べようかみたいな

小さな選択から

人生を変えてしまいそうな重大な選択まで

誰しもが日々

どちらを選択するのが

正解なのだろうかと悩み

頭を抱え込んでいる。

 

ぼくもよく社員から相談される。

 

「いま店長なんですが

次回の管理職の公募に立候補しても

大丈夫でしょうか?」

 

とか

 

「福岡に転勤してみたいんですが

今の東京での暮らしも

捨てがたいので悩んでます」

 

とか

 

「会社を辞めて独立しようか

悩んでるんです」

 

といった感じに。

 

そんな時、ぼくは

ほとんどの場面でこう答える。

 

 

「どっちでもいんじゃない?

自分で決めれば?」

 

 

誤解しないで頂きたいが

べつにいい加減に答えてるわけでもないし

その子が嫌いなわけでもない。

本当にただそう思っているだけだ。

 

「別にどっちでもよくない?」と。

 

 

みんな選択することを

まるでウルトラクイズの

○✖️みたいに思い過ぎなのだ。

 

どっちかが正解で

間違いの方を選択して飛び込むと

その先には泥水に落ちるアレ。

 

「さあ、どちらを選べば天国か?地獄か?」

 

みたいなやつ。

アレと同じだと思っている。

 

だから選択に迷った時に

 

「どちらを選んだら

正解なんだろう?」

 

と考えて頭を抱えて悩んでいる。

 

でも本当は違う。

 

人生に於ける

選択肢の先には

どちらにも

天国と地獄が待っているのだ。

 

結局は

自分が選択した道が

間違いじゃなかったと

思えるように

 

そのあと

どう行動したかが大事だし

その選択が正解になるのも

失敗になるのも

自分の行動の結果でしかないのだ。

 

自分の思い通りに物事が進まないと

「あの時の判断が間違いだった」

と選択を間違えたと思う人が

あまりに多すぎる。

 

でもそれは絶対に違う。

 

「選択」

 

そのものには

あまり意味はないのだ。

 

身近な例を出すと

「転職」がそう。

 

とどのつまり

成果を出せる人は

どこの会社や業界にいても

成果を出せる。

 

その会社で

「自分を正当に評価してくれない」

などと不満や文句をいいながら

転職していく人は

だいたい次の会社でも

上手くいかない。

 

最近、ありがたい事に

OWNDAYSには優秀な人が

どんどん集まってきてくれている。

 

でもOWNDAYSに来たから

成果が出せるようになったんじゃなくて

もともと成果を出せる人たちが

転職してきてくれただけなのだ。

 

反対に、仕事で成果が出せなくて

それを会社のせいにしながら

転職していった人で

他社に行ったら

すごく成果がでるようになって

活躍してるらしいっていう話は

ほとんど聞いたことがない。

 

人生において

選択なんてどっちを選ぼうが

結果は同じなのだ。

 

だから

どちらを選択しようか

悩んでいても

結果は変わらないから意味がない。

 

転職しようがしまいが

独立しようがしまいが

どの大学に行こうが

 

うまくいく人は

うまくいくし

 

うまくいかない人は

うまくいかないのだ。

 

 

ぼくは

 

「よくあのときオンデーズを

買収する決断ができましたね」

 

的ことを言われる。

 

「どうしたら

そういう選択ができるんですか?」

 

とも聞かれる。

 

まるで

 

「あのタイミングで

OWNDAYSを買うという

選択が正解だったから

今のぼくがある」

 

とでも言いたげな

感じで聞こえる。

 

でも、あの時

OWNDAYSを買ったことに

大きな意味はない。

 

そして、その時点では

OWNDAYSは倒産して

ボロボロになる未来も

うまくいく未来も

両方あったのだ。

 

いや、それどころか

いま以上に成長して

世界中を席捲するような会社に

なれた未来だってあっただろう。

 

もし、OWNDAYSを買収した後

ぼくが経営に失敗して

会社を倒産させていたら

 

「ほれみたことか

あの時OWNDAYSなんて買うから

そんな目にあうんだ。

あいつは選択を間違えたな」

 

と言われたのだろう。

 

今は幸い

OWNDAYSは倒産の危機も乗り越えて

比較的健全に成長し続けているから

 

「あいつはよくあの時

OWNDAYSを買ったよね。

良い選択をしたよね」

 

と言ってるだけに過ぎないのだ。

 

その裏でぼくたちが

どれほどの苦労と困難に負けずに

戦い続けてきたことなんて

見ようともせず

 

「選択が良かった」

 

と運のせいにする。

 

イチローは野球を選んだから

スターになれたのだろうか?

イチローは野球選手を

選ばなかったとしても

また違った分野で超一流の人に

なっていただろう。

 

今、中田敦彦さんは

テレビを捨て

YouTubeに活動の場を移し

教育系YouTuberというジャンルで

新しい挑戦を続けている。

 

今のところは登録者も

100万人を超えとても順調に

結果が出ているが

しかしまだ彼がこの後に

大きな成功を手にするか

どうかはわからない。

 

あと10年後に

 

「彼はよくあのときに

YouTuberを選んだね」

 

と称賛されるかもしれないし

 

逆に

 

「あのときYouTuberなんかやらずに

テレビタレントを続けとけば良かったのに」

 

と馬鹿にされているかもしれない。

正解の天使も不正解の悪魔も

どちらも両手を広げて待っているのだ。

 

そのどちらを彼が手にするのかは

この後、彼がどういう行動・努力をするかで

全てが決まるのだ。

 

今の時点では、どちらの未来も彼を待っている。

でもぼくは彼が成功することを確信している。

それは友人だからではない。

彼もまた正解も不正解も

自分の努力で変えていけるという

真実をよく理解しているからだ。

 

 

なぜ人は選択に

意味があると思ってしまうのか?

 

それは

 

「自分は選択を間違えただけで

自分の努力が足りないせいじゃない」

 

と思いたいからだ。

 

例えば40代になって

昔の同級生とずいぶん生活に

差がついてしまった現実を前に

 

「あいつは選んだ会社が良かったな

おれだって新卒の時に

会社選びさえ間違えなければ・・」

 

みたいに考えて

自分を慰める。

 

俺はあいつに負けたわけじゃない。

あいつはたまたま当たりクジを引けたんだ。

 

そう思いたい。

 

でも、現実は

自分のやってきた人生の結果が出ているだけで

あの時の選択なんて関係なかったのである。

 

 

選択に悩んだ時は

何を基準に選ぶべきか?

 

もしあなたが

人生の岐路に立ち

どちらの道に進もうか

悩んでいるのなら

 

ぼくは迷わず

 

「おもしろいと思うほうを選べ」

 

とアドバイスしたい。

 

おもしろければハマれる。

ハマることができれば

結果が出るまで

努力することができる。

 

どちらを選んでも

結果は自分次第だから

天国も地獄も

両方ありえるのだから

せめておもしろいと思う方を

選んだほうがいい。

 

すべての努力や才能も

夢中という力には

敵わないのだ。

 

ぼくの人生に於ける選択の基準は

30代までは

「女の子にモテるかどうか?」

だった。

 

冗談みたいだが本当だ。

 

「ボクシングをやって

強くなればモテるな」

 

「人気のミュージシャンに

なればモテそうだな」

 

「社長になって

金持ちになればモテるな」

 

今振り返れば

若い頃の選択基準には

崇高な理想や使命なんぞ何もなく

ただ「女の子にモテたい」だけだった。

 

30歳で父親が亡くなった時に

自分の会社を捨てて

父親が残した会社を

継ぐという選択肢もあった。

 

父親の会社は

そこそこ黒字で利益も出ていた。

債務超過で倒産寸前の

OWNDAYSをやるよりも

楽そうなのは誰の目に見ても

明らかだった。

 

でも、父親の会社は継がず

相続も放棄して

自分の会社だけを

やり続けることを選択した。

 

なぜOWNDAYSを選び

苦しい道を選んだのかというと

そっちのほうが

モテそうだったから(笑)

 

親の会社を継いで

そこそこうまくいく人生より

自分でつくった会社で

困難を乗り越えながら

上手くいく人生の方が

モテそうだったから。

 

30代半ばで結婚し

家族ができた辺りからは

「モテたい」が

人生の選択の基準でなくった。

 

すると今度は

「面白さ」

を基準にするようになった。

 

7年前、OWNDAYSが

成長の壁にぶつかり

新しい道を模索していた時に

三つの選択肢が立ち上がり

大きな経営判断を迫られた。

 

新しく高価格帯のメガネを扱う

ブランドを立ち上げるか?

 

メガネ以外の

新規事業を始めるか?

 

海外に出て

新天地でOWNDAYSを展開するか?

 

悩みぬいた末に

ぼくが選択したのは

最後の選択肢だった。

 

シンガポールでOWNDAYSを

オープンすることに決めたのだ。

 

この時に

ぼくの背中を押したのは

 

「海外で勝負した方が絶対に面白い!」

 

という感覚だった。

 

「面白そう」

 

が判断の基準に

変わった瞬間だった。

 

その後も

たくさんの選択を繰り返してきたが

すべて「面白そう!」と

ワクワクする感情を頼りに

決断を下してきた。

 

英語もまったく喋れないぼくが

海外に出て会社を立ち上げ

外国人のスタッフを雇用し

外国人のお客様を相手に

メガネを売るという挑戦は

困難の連続だったが

 

それでもなんとか

今日までやり続けて

それなりの成果を出せたのは

純粋に海外でビジネスをする楽しさに

取り憑かれて

寝食を忘れて

仕事に没頭することができた

結果だったと思う。

 

そして今。

 

40代に突入したぼくは

また新たな選択の基準を

持つようになった。

 

いまの基準は

 

「自分の子どもたちに

どんな父親の背中を

見せたいか?」

 

という基準だ。

 

昨年、ぼくは

OWNDAYSの株式を一部

投資ファンドに売却した。

 

その時に

 

「全ての株式を売却し

OWNDAYSの経営は

より相応しい人たちに託し

巨額のキャッシュを得て

お金儲けとは無縁の

新しい人生を歩むか?

それとも

投資ファンドの力を得て

更に企業価値を上げ

日本を代表する

アイウェアブランドに

OWNDAYSを育てるか?」

 

という2択を前に

人生の岐路に立たされた。

 

結果は後者を選んだので

今もこうしてOWNDAYSのために

毎日を捧げているのだが

この時はどっちの選択肢も

それまでのぼくの大事な基準

「面白そう」

をクリアしていたので

簡単には決断できず

悩みに悩んでいた。

 

しかし、その時ぼくは

8歳になった息子のことを

考えた。

 

これから多感な時期を迎える彼が

いちばん影響を受けるのは

父親のぼくの背中だ。

 

ぼくは彼に

どんな父親像を

見せたいのだろうか?

 

そんなことを考えた。

 

彼が大人になる頃

社会がどんな風に

変容しているかなんて

予測不能だ。

 

父親として

息子に何を教え

何を身につけさせれば

彼が将来大人になった時に

沢山の選択肢を持てる

豊かな人生を

過ごせるようになるかなんて

皆目検討もつかない。

 

今ぼくにできることは

自分自身が困難に打ち克ち

自分の努力次第で

人生はいくらでも変えていける

ということを

背中で見せることで

頭ではなく

心で感じてもらうしかないと

思ったのだ。

 

そう考えたら

お金持ちで

毎日楽しそうに飛び回ってるけど

何をしてるのか

いまいち子どもには

よく理解できない父親より

 

世界中に

父親のデザインしたお店が立ち並び

多くの人たちの人生を背負って

その重圧と責任に苦しみながら

戦っている姿

 

よりたくさんの人の人生に

深く関わって

影響を与えている

父親の背中を

ぼくは彼に

見せなければいけないと

決心した。

 

すると頭を覆っていた

モヤモヤがすっきりと晴れ

視界はどこまでも

クリアになっていた。

 

これからの10年は

 

「子供にどんな父親の

背中を見せたいか?」

 

それを基準に

選択を繰り返して

いくことになるだろう。

 

でも、いつの日かまた

この選択の基準は

変わることだろう。

 

子供たちが成人して

自分の人生の終わりが見え始めた頃

ぼくはまた違う

 

「何か」

 

を基準に

人生の選択をして

いくのだと思う。

 

今はそれがまだ

何かはわからないけれど。

 

 

人生の選択に

なんて大した意味はない。

 

どちらを選ぼうが

天国も地獄も

あなたを待っている。

 

大事なのは

 

今、自分が選んだその選択が

将来、正解だったと思えるように

あなた自身が

納得のいく努力や

行動がとれるかどうかだ。

 

その為には

自分の内側と深く対峙して

自分なりの譲れない

 

「判断の基準」

 

をしっかりと持つことだ。

 

そうすれば

迷うことはないし

 

自分の思うような

豊かな人生を

手に入れられる可能性は

 

間違いなく大きくなる。

 

ということで

OWNDAYSに就職しようか

悩んでいるそこのあなた!

 

どっちを選んでも

結果に大差なんてないので

悩まずにさっさと

OWNDAYSに来てください。

 

採用ページはコチラ。

新卒も中途も外国人もシニアも

いつでも、みんな募集中。

 

https://www.odsaiyou.com

 

 

 

というわけで

今回も

OWNDAYSの求人募集の

華麗なるステマでした。

 

ちなみに

4月くらいに

新刊本がでます。

 

こんな話を

だらだらと語っています。

新刊本の

ステマでもありました。

 

ふんがっふっふ。