OWNDAYSの社長のブログ -5ページ目
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なぜ辞令を廃止して選挙制度にしたかの話。

前述の「目立ったもん勝ち」の社風に付随する考え方なのだが
オンデーズには原則「辞令」というものがない。

なのでオンデーズの取締役や部長達は、同時に「人事権」という、なんだか得体の知れない世間一般の企業では時に大変強大な威力を発揮する権利も誰も持ち合わせていない。

じゃあどうやってオンデーズでは店長や、管理職を決めているか?

というと、基本的にはすべて「仕組み」で決められて行く。
簡単に言えば「やりたいやつがやる」という精神に則って決められている。

じゃあ、「やりたいやつ」が複数いた場合はどうするのか?

その時は「やりたいやつ」が皆で集まって

「なんで、その仕事をやりたいのか?(想い)」

「自分はどうやって結果を出すつもりなのか?(計画)」

「自分は今まで何をしてきたのか?(実績)」

という風に自分の考え、計画、実績を皆にプレゼンし、そのプレゼンを全員が聞いた後で、立候補社同士に管理職、社長も加えてみんなで投票し、一番得票数の多かった人がその仕事に就く権利を得られるのである。

オンデーズでは、現在この決め方で、店長やスーパーバイザー、エリアマネージャー、果ては海外の立ち上げ責任者まで主要な役職のほとんど全てを決めている。

なんでこういう方式をとっているかというと理由は色々あるのだけど一番大きいのは

技術や知識、経験は与えてあげられるし、教えてあげられるが


「やる気」


は誰にも与えられない。「やる気」というのは人から与えられるものじゃなくて
自分の内側から絞り出されて出てくるもんだ。
という考え方が、オンデーズの人に対する理念の根底にあるからである。

経営者や企業は皆、当然、失敗したくないので、色んな役職や責任者を決定する際に、なんとなくベテランで技術や知識の高い人間なんかに、任せることがよくある。実績や経験なんかを考慮して「出来そうな人」に任せるのである。しかし仕事で成果を出すために一番必要なのは「出来そうか?」ではなくて「やりたいか?」なのである。

「好きこそものの上手なれ」ではないが、その仕事に対して強い情熱があれば、最初は苦労するかもしれないが、得てして大概の事は出来てしまうものである。

逆に出来るだけの技術や知識、経験を持っていても、やる気がなければ、ほとしばる情熱がなければ、周りの人は動かないし、自分も最後まで追求しないので、出来るのに出来ない結果に終る事が多々ある。

特にオンデーズのような店舗・サービス業では、仕事は1人では完結できず、周囲のスタッフや関係者など、沢山の人を巻き込んでいかなければいけないので、この「情熱・やる気」という力は目に見えないがとても大きな要素なのである。

他にもこの選挙制度には大きな利点がいくつもある。
その中のいくつかを挙げると、まず一つ目は

「直属の上司が嫌なやつだとしても、自分の出世には何も関係がない」

世の多くの人が、会社を退職する際の退職理由に「職場の人間関係」がある。
殆どの会社は、上司が自分の給与の査定であったり、昇格降格に関してして、大きな権限をもっているケースが多く運良く人格者で自分と相性の良い上司に恵まれればよいが自分のことしか考えず、部下を踏み台にしか思わないような、嫌なヤツにあたった日には最悪である。

そして、みんなが半沢直樹なら良いが
現実はそうもいかない。

嫌な上司にあたっても、その上司に気に入られないと、自分の出世に響くとなれば、嫌でも我慢しなければならない場面も多々出てくる。

上司がゴルフ好きだから、ゴルフを練習して休日も付き合って、精一杯おべっかを使ってご機嫌をとるとか、良く聞くが、そんなの最悪である。超くだらない。

世の社長達は「うちの会社にはそんな派閥は無い」と言うが、働く側からすると社長には見えてないだけで、実は結構あったりする。

オンデーズも昔はそうだった。
良かれと思って持たせた人事権が、知らぬ間に本人達も意図しない間に、無言の権力構造を産み出し、大勢のスタッフ達は、各取締役や部長達の顔色を見ながら、気を使って仕事をすることが多かった。

今のオンデーズはどうなのかというと、国内外で2000人近い人が働いているのだから、そりゃあ人間的な好き嫌いや、性格の合う合わないは、まず当然のようにある。
というか2000人全員が公私ともに仲の良い組織がもしあったとしたら、それはそれでなんか気持ちが悪い。

ただこの

「全て立候補で決める」

という制度に変え「人事権」という権力を全員から取り上げた今のオンデーズでは、直属の上司の意見が自分の出世に大きく関与する事はもうシステム上ないので、上司への接待ゴルフとか、付き合い飲み、なんて話は聞かなくなった。

オンデーズでは、上司とウマが合わなければ休みの日にまで
嫌々一緒に遊ぶ必要など一切無いのである。

ただ上司に気に入られようが嫌われようが自分で手を挙げて立候補すればチャンスは何回でも得られるし、手を挙げなければ一切出世のタイミングは回ってこない。

店長や管理職になりたければ
会社からのインフォメーション等をよくチェックして公募がかかれば、手を挙げて立候補して、全力でプレゼンし、勝ち取れば良い。ただそれだけ。
そして、その結果、自分の元上司が部下になるという下克上も割と頻繁に起きたりする。

オンデーズで出世するのに必要なのは
ごますりでも、飲み会での宴会芸でも、ゴルフのスコアでもなく
シンプルに「仕事の結果と、仕事にかける情熱を周囲にキチンと認めさせること」だけである。まあこうやって書くと当たり前の話なんだけど。


この立候補・選挙制を取り入れてから、離職率が極端に下がった。この現象を見ていると、職場の人間関係において「自分の保身の為に上司に気を使う」という無駄な要素がいかに多くの人にストレスを与えていたかが解る。

もう一つ、立候補制にしたことで得られた利点がある。
それは「人の持つ色んな面を見れる」ということだ。

これはどういうことかと言うと、一般的には社長や管理職が、人事を決める際に、周囲からの評価を参考にしながら、自分達なりの判断基準で、適任者を見つけて行くことになる。

しかし、社長だろうが所詮は人の子。
当然、万能ではないのである。

そして、社員も皆、当然、人間なのだから、社長に見せる顔、同僚に見せる顔、部下に見せる顔、気になる異性の社員に見せる顔、嫌いなヤツに見せる顔、元気の良い時の顔、テンション下がってる時の顔、それはまるで怪人20面相のように沢山の表情があるのである。

でも、社長や管理職が人事を行うと、どうしても自分達が見えている
「その人が自分に見せている顔」を中心に考えてしまって判断が一面的になってしまいがちである。
というか、その人が部下や同僚にどんな顔してるかなんて、当人同士にしか正確になんて解らないのである。

これを投票方式に変え、いろんな立場の人が意思決定に加わってくると、その人の色んな面が見えてくる。上司に人気はないけど、部下からめちゃくちゃ慕われてたりとか、その逆もまた然り。

そういう

「人間には色んな顔があるよね」

ということを前提において、その上で「やる気のある人達」が集まって、そこに関わる人達が皆で各々「誰に任せたいか」を考えて投票して、一番多く皆の信任を得た者が、その仕事を任せられるという形が、今の所、オンデーズという組織にとって1番最適な形であると考えている。

当然、社長と一般社員では、会社に対する責任や、背負ってるリスクも違うし、全体の業績にたいしてコミットしているものの大きさが、まるで違うのでので、同じ1票にはしていない。

その時々によって社長は10票、役員は5票、店長は1票など、偏り過ぎないように配慮しながら、悪平等にならないように「1票の重さ」を立場によって変えながら調整している。

話が長くなってきたので
そろそろまとめると


企業の人事に一番大切なのは

給料や待遇、責任などの待遇はできるだけ不公平に。ただし、そこに挑戦する「機会」は常に皆に均等に。そして「結果、何故そうなったのか?」というプロセスを誰の目で見ても納得できるように、明らかにしておくことだと思う。

オンデーズの選挙制度は今も毎回チューニングを繰り返しながら、進化し続けて行われ続け
非常に上手く会社のカルチャーとして根付いている。



休日の上司との接待ゴルフに疲れたあなた。

是非、オンデーズへ。



「目立つが勝ち!」というオンデーズの社風の話。

オンデーズは
何事に於いても目立った人を優遇する

「目立ったもん勝ち」

の会社である。

この

「なんで目立つやつを優遇するのか?」

ということについて
少し話したい。


今現在、この世の中には凄い数、それこそ星の数ほどの「お店」がある。 今、こうしている間にもインターネット上の仮想空間までをも巻き込んで毎秒毎分単位で、「お店」が出現しているので、地球上のお店や会社の数は、今この瞬間も膨張する一方だ。

翻って、我々オンデーズも

「お店」をやっている。

「OWNDAYS オンデーズ」

というメガネ屋さんだ。

お店というのは
当然ながら「何か」をお客さんに売っている。
オンデーズでは「メガネ」を売っている。人々の財布の中には、お金が入っていて、そのお金を、世界中の「お店」や「会社」が自分たちの「何か」と少しでも多く交換してもらうべく、しのぎを削る。商売・ビジネスとは、ごく簡単に言えば、そんなところだ。


ではここで問題である。

人々はどうやって
自分のお金を「何か」と交換するお店を選ぶのだろうか?

どんな基準でお店を選ぶのだろうか?

社会貢献をしているか?ブラック企業ではないか?

社長が愛人に会社の金を貢いでいないか?

素材は?原産地は?歴史は?

たくさんの価値を皆、言葉にするし、実際に多くの企業やお店が、自分たちの持つ「価値」を様々な方法で宣伝して日々アピールしている。


この人が購買に至る「価値」というものについて
自分で自分の行動を振り返ってみて、その価値交換の理由を思考してみるとしよう。

よし、それでは今、自分が身につけているものを、足下から順に見ていくことにする。

まずは靴だ。

今、僕が履いている靴は、某Dというブランドの靴だ。

では何故?このブランドのこの靴を僕は選んで今履いているのだろう?

買った時を思い出してみる。

このブランドの社長の考えが好きだった?

・・いや、考えどころか名前すら知らん・・。

この企業の社会貢献活動に賛同した?

・・いや、そんなもんやってるかどうかすら知らん。

この靴の素材の原産地に安心した?

・・素材の原産地なんぞわからない・・・。

・・。



明確な理由が浮かばない。
この靴を購入した時に、自分がどんな情報を最終決定の要因としたのか思い出す事が出来ないのだ。でも、僕はこの靴を買っている。そして履いている。お気に入りだ。
何故だろう?

多分、いちばんしっくりくる理由は

「なんとなく」だ。

全然すっきりしないけど「なんとなく買った」という理由が1番しっくりくるのだ。

具体的には理由を説明できないが、僕はなんとなくこの靴を買ったんだ。明確にどこのどの部分とは言えないが、なんとなく気になったんだ。どんな基準で何に対してとは言えないが、なんとなく「かっこいい」と思ったんだ。なんとなく買いやすい雰囲気のお店だっだんだ。なんとなく店員さんの雰囲気も良かったんだ。なんとなく買いやすい金額だったんだ。

凄くいい加減で、小売業の社長の発言だとは思えない程、幼稚な理由で申し訳ないが
僕はどうやら「なんとなく」買い物をしているようだ。

いや、買い物だけじゃない。

何を食べるか?
どの道を歩くか?
今日は何を着るか?
何時にお風呂に入るか?

生活のおよそ多くのことを「なんとなく」決めている。

でも果たしてこれは自分だけなのだろうか?

世の中の人は皆、一つ一つ全てに、明確な「理由」や「目的」を常に認識しながら、お金を支払っているのだろうか?

いや、多分むしろ、そんな人はマイノリティで、おそらく世の中の多くの人達が、僕と同じ「なんとなく」で、いろんな物事を決定しているんじゃないのかと思うのである。


これだけ世界中に、いろんなお店が溢れていて、そんな「なんとなく」が支配する世の中で、お客様はどこで買い物するかを決めるときに、やっぱり目立っている会社に、目立っているお店に行って、買い物をするんだと思う。

「なんとなく」自分のアンテナに引っ掛かったお店だったり
商品を手に取って「なんとなく」納得をしたら、買い物をするんだと思う。

だから自分たちの存在を知ってもらえなかったら
まずは人の「なんとなく」に引っ掛かる事が出来なければ
たとえ裏側でどんなに良いことをしていても
どんなに努力をしていても、結局、全ては報われないままに終わってしまいかねないと思う。

自分達のポリシーや理念、活動を知ってもらって
ファンになってもらうなんてのは、さらにまたその先の話しなのである。

まずは「知ってもらう」ことが出来なければ何も始まらないのである。

「ビジネス」というフィールドでは
そうやって毎日、お店同士、会社同士が、世の人達の「なんとなく」に引っ掛かるべく、しのぎを削って「目立ちがり合戦」をやって戦っているのだから、それをやっている内側の人間たちが、目立つのが苦手な人たちばかりだったとしたら、そういう目立ちたがり合戦には、当然勝てないし、自分たちが創り上げているいろんな価値を、知ってもらうチャンスすら得られないのではないかと思う。


だからオンデーズを大きくしていく為に
まずは「目立つのが好きて得意て目立ちたい」という、目立ちたがり合戦を勝ち抜いた人たちが、皆で運営している会社の状態をつくることが、とても大切な要素だと思っている。

そういう状態を作れて、初めてオンデーズというお店も
企業同士の目立ちがり合戦に勝てるんじゃないかなと思っている。

言い換えれば

「目立ちなさい。」

「目立つが勝ちだよ。」

というオンデーズの社風に込められた真意は

ビジネスでも個人でも、世間の多くの人は「なんとなく」でしか、物事を判断してくれないのだから、まずは「自分を知ってもらわないと損だよ。」「自分の事を知ってもらわないと何も始まらないよ。」

つまり

「自分を知ってもらう努力をしなさいよ」

という意味であるのである。


「寡黙で控えめが美徳」という日本人独特の価値観や文化は、残念ながら今の社会ではマイナスに働く事の方が、圧倒的に多い。

だから僕は、自分で手を挙げて自己主張して
目立った人から優先的にチャンスが得られるような人事制度の仕組みを作り

「頑張って目立ちなさい」

と、僕は今日もスタッフの皆に言ってまわるのである。


あと5年で社長辞める話。

僕はよく

「あと5年で社長辞めるよ」

と公言してはばからない。
まあ言い続けてもう18年経つので最近は、あまり真実味もなくなってきたのだけど、なるべく機会があると「あと5年で社長辞めるよ~」と言うように心がけている。

そして、その手の話をするとそれを聞いた人達から

「バイアウトするのが目的ですか?」

とか

「引退したら遊んで暮らすんですか?」

という風に、あまり自分の意図しない事を言われたりする。
周囲の人達には

「あまり不用意な発言をすると色々騒がしくなるので、発言には気をつけろ」

とよく太い釘を刺されるので
ここに一応ちゃんと理由を書いておこうと思う。

企業の経営を預かる身として、一番の責任は何をおいても「従業員の生活の安定」を支えていく事であると考えている。それはすなわち簡単に言えば、どんな事よりも優先して「会社を潰さない」という事を社長は常に考えていなければいけない事だと解釈している。

もっと細かく注文をつけるならば「潰さない」ことは前提で、更に「従業員の給料・生活を守る」という事まで併せて一番に考えなければいけないと思うのである。

ボーナスの有る無しや、賃金の上下、職種の変化、企業が生き続けていく上で、色々な紆余曲折はあったとしても、とにかく会社が潰れずにいることで初めて毎月ちゃんと一定の給与が支払われる。
そして、毎月約束されたお金が自分の口座に振り込まれる事で、そこで働く人達は生活の安定がある程度担保されるのである。

その上ではじめて人は、120%の力で働く事が出来るし、家族も養えるし、あらゆるものを向上させる努力を行う事ができる。

そういうことを考えたときに、今現在のオンデーズの状態はどうだろうか?

多分悲しいかな、僕がいないと、倒産する確率は極端に高まると思う。

いろんな実務面でもそうだし、沢山の契約の連帯保証人にもなってるから、金融機関との取引でも大きな支障をきたすだろうし、何よりも、何か楔が外れたような感じでオンデーズ全体が、バラバラになってしまうような気もする。

「社長がいないと会社が潰れる・・」

こういう状態の企業は恐らく、世の中に沢山あると思う。

いやむしろ、そんな会社がほとんどだろう。

なかには自分がいないと会社が立ち行かない現状を自分の実力と勘違いして「この会社は俺で持ってるんだ!」と自慢げに言う社長もいたりする。

従業員が数人位のベンチャー企業なら、そうならざるをえないだろうし、むしろ社長が全てにおいてトップダウンして、責任を背負って動かなければ、ベンチャー企業なんてものは、まず絶対に成長しない。

同時に、「ベンチャー」と呼ばれる企業で働く社員の人達は、一個人のリソースに頼りきった「極端に不安定な状態の企業で働くという事実」というリスクを背負う代わりに、大企業では得られない急激な成長や、大きなインセンティブを得られるチャンスを持つ。「その可能性に賭けている」という事実もきちんと認識しておかなければいけないとも思う。


話戻って、株式会社オンデーズは現在、国内外で沢山の人達が働いている。正社員の中には既婚者も多くいる。その扶養家族も含めれば、全体で数千人以上の人達が、オンデーズから支給される給料で
生活の基盤を作っている事になる。

この事実だけを見れば、およそ中小企業とは言い難い。とても重たい「責任」を背負ってしまっている。さらにFC店の従業員の方、オンデーズとの取引が売り上げの殆どを占めているような、取引先企業の従業員の方。その家族の方まで含めると更に膨大な人数になる。

この非常に大きな社会的責任を考えた時に、僕一人の存在によって、それら全ての安定が根本から揺らぐ可能性があるというのは、とても大きな「リスク」である。

自分が意図せずとも、仮に明日、僕が交通事故で死んだらどうなるのだろうか?
死なないまでも、大病を患いまともに会話も出来ない状態になり
仕事が全くできなくなったとしたらどうなるのだろうか?

あいつはこの前結婚したって言ってたな・・

あの人はお母さんが入院したって言ってたな・・

自分の置かれた立場と責任を改めて考えると
こんな不安に毎晩頭を悩ませるのである。


「社長を辞める」という言葉の真意は

「自分一人に頼った脆弱な経営基盤を早急に強化する」

という事であって

「5年で辞める」というのは

「5年以内にこの目標を完結させなければいけない」

という事である。
自分が経営者としてエネルギーをなくしてから、後継者を育てようとしたり、集団指導体制に移行しようとする経営者が多いが、それは確実に間違いであると思う。

経営者は自分が社長になった瞬間から、全ての業務と平行して、自分がいなくなったとしても変わらずに会社を存続させる事のできる状態を構築していかなければいけないのだと思う。

「俺と一緒に働こうぜ!俺が突然死んだら、その後は俺の知ったこっちゃないけど」

というのは少し無責任ではないかなと思う。

そんな事をいつも考えてるので「5年」という一つの期限を決め、その間は、全生活、全資産を注ぎ込み全てを賭して経営にあたる。その間に、しっかりと正しい方向へ、オンデーズの舵取りが出来る経営者を育成して、余力を残してバトンタッチして実際の経営を見ながら最後に補完し完成させる。
駄目なら、辞めさせて、再度自分が経営に戻る。そしてまた次の人間を育てる。

もしくは信頼出来るパートナー企業を見つけておいて、万が一経営の安定の根幹が崩れそうな場合は速やかに経営を引き継いでもらえるような可能性を模索しておく。


つまり社長というのは、本当に辞めるか辞めないかは置いといて
辞めても良いようにしとく責任があるという事だ。

そして何よりも一番にやらなければいけないことは、社長という個人の存在ではなく、みんなが心の拠り所や、ブレないで目指す方向を、いつも示してくれるような、北極星のような、オンデーズにおける聖書のような「カルチャーであったり文化」を創造していかなければいけない。


「あと5年で社長やめるよ~」


というう発言の真意は

そんな感じのところにあるのである。

就職活動をしてる人への話。


「夢が無い」
「やりたいことがみつからない」
というような内容を口にする人がよくいる。

それなら

「できるようになりたいこと」
「手にいれたいこと」

この2つを書き出してみるといい。
するとみんな結構出てくると思う。

「海外旅行に行きたい」

「憧れてた車に乗りたい」

「英語が喋れるようになりたい」

「美人な彼女が欲しい」

「接客が上手くなりたい」

「POP とか、広告とかのデザインをしてみたい」

そんな、軽い感じで十分だと思う。
何も「世の中を変えたい」とか「犯罪を無くしたい」とか「緑豊かな環境を守りたい」みたいな、万人が認めるような崇高な理想なんて、世の中をよく知らない子供のうちから掲げなくたって別にいいと思う。

たまたま入った会社が「日本を代表するような会社」を目指してるからって
別にその経営者の夢を、自分の夢に無理やり置き換えて、
体裁だけ繕って自分の気持ちを誤魔化しながら、一緒に働く必要も無いと思う。

そんなことより、もっと目の前の、今自分が手に入れたい小さな「欲」に向かって、必死で取り組んでみることの方が先じゃないのかなと思う。


もっと目の前の、今自分が手に入れたい小さな「欲」に向かって、必死で取り組んでみることの方が先じゃないのかなと思う。

仮にその夢がお金で叶うならガムシャラに頑張って稼いで、手に入れてみれば良いし
できるようになりたいことがあるのなら、ガムシャラに頑張って習得して出来るようになってみれば良い。

そんなガムシャラな毎日を送るうちにいつの間にかそれが生活の一部になってて、気づけば一生の仕事になってたりする。

「美人な彼女が欲しい」

って理由だけで、美人と出会うことの多そうなイベントとか、マスメディア関連の仕事に就いて、モテたいから一生懸命頑張って仕事してたらエンターテインメントのオモシロさにハマって、人を喜ばすことや感動させることがたまらなく楽しくなって、気づいたら一生の仕事として挑み続けるプロフェッショナルになってるかもしれない。

そんなもんかな、と。

最初の動機なんてそんなもんかな、と。

ただ一つ社会に出て肝心なのは「本気」で挑むことだと思う。

人に頼らず自分の足で立っていくということ。寝る間も惜しんで、1秒も無駄にしないで全身全霊で取り組めば、意外と大概のことは実現する。

僕も最初から「社長」がしたかった訳じゃなくて、飯を食っていく為にしょうがなく自分で商売の真似事みたいなことを始めて、ただガムシャラに毎日を生きてたら、気づくとスタッフも増えてて、色んな責任みたいなものにも気づかされて、でも同時に皆で一つの事を成し遂げる楽しさも知ったし、人の生活を支えていくのに必要な覚悟も持ったし、その覚悟を背負うことで初めて知ることができた喜びもある。

そんな感じで18年やってきて最近やっと本当の意味での社長になってきたと思うし、今では楽しいこともつらいことも全部ひっくるめて

「自分のやるべきこと」

大げさに言えば「天命」みたいな気持ちを神様から頂いて、自分に課せられた仕事に毎日本気で向かって生きる充実した日々を過ごせるようになった。

人生をかけて挑む「夢」とか「目標」なんてものはそんな簡単にはみつからないし、ましてや会社や社長なんぞに与えられるもんじゃ決してない。ひょっとしたら一生をかけて挑んでいく「夢」とか「目標」みたいなものを見つけられないまま、この世を去る人の方が多いのかもしれない。

でも自分が本当にすべきことが見つかったとしたら、その人の人生は、その夢が叶おうが叶うまいが最高に面白いエンターテインメントになっていくだろうし、見つかる前より何十倍も豊かなものになることは間違いない。


つまり、何が言いたいかというと

夢とか目標なんてのは、毎日を頑張って、魂を振り絞って精一杯生きた人にだけ、ある日突然、神様が与えてくれるご褒美みたいなもんなんだね。

だから僕はオンデーズで働いてる人達に

「僕みたいになれよ」なんて言う気もないし

「僕についてこいよ」なんて言う気もあんましない。

僕の人生は僕のもの。あんたにゃあげない。
あなたの人生はあなたのもの。僕は別にいらない。

ただ、今のところあなたがもし、コレといった夢もなくフワフワして毎日を生きてるようだったら、
オンデーズっていう会社に入ってみるのもいいかもしれない。

それでとりあえず「世界一のメガネ屋になる」という共通の目標を通じて働いていくうちに、毎日を頑張って生きる事の大切さや仲間と何かを成し遂げる喜びみたいなものに気づけたとして
その上でその道を歩く過程で、あなたがあなたの本当に追い求めるべき「夢」みたいなものに出会う事ができて、仮にそれがオンデーズが進む道には無くて、別の道に進むことになったとしても
オンデーズで過ごした日々がきっかけで、ちょこっとでもあなたの人生を豊かにする事ができたなら
自分はこの会社を創った意味があったと思うし、一時でもあなたと共に働いた事を誇りに思う事ができると思う。

せっかく生まれたんだから、一生懸命生きてあげなきゃいけない。それは生まれてきた自分に対する責任だと思う。ここまで読んで「わかるわぁー」と思った人が応募してきてくれたら凄く嬉しい。

無論、中途社員でもノープロブレム

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