家猫は家に懐くと言われていて
旅行へ連れて行くのは向かない!?
生まれ育った土地への愛着とは
どのように芽生えるものだろうか!?
私の故郷は関西の祖父母の家
それなりに思い出はあるものの
母の騒動もあり抵抗もあっては
語ることを控える部分はあった!?
しかし人間の故郷への思いとは
住んでいただけではなさそうだ!?
祖父は夏に必ず長期休暇を取り
家族での旅行を楽しみにしていた!?
私も関西にいた頃や高校の時も
夏休みなど祖父母の家に戻って
いつだったか、祖父は旅行の時に
昔、自身が猫を飼ったことによって
家族での旅行が少なくなったことを
思い出したかのように語ってもいた!?
祖父が選ぶ旅行先は温泉地が多く
それまでの仕事の疲れを取るように
風呂上りでビールを飲む姿は今でも
私の脳裏には焼き付いているのだ!?
祖父母の娘たちの強い希望もあり
東京に遊びに行く機会は多かった!?
祖父母の娘たち、次女、三女とも
観光地より東京という都会の憧れ
繁華街へと遊びに行っていたのだ!?
思い返してみたら贅沢な体験だが
正直、私は旅行は苦手ではあった!?
結婚し子供も出来て家族での旅行
どこに行こうかという話が出た時に
自分には特に行きたい場所がなく
旅先でも余り落ち着けないでいた!?
私が高校の時、祖父の兄の家に
下宿させて貰っていた時のことで
祖父の兄の娘「美佑」は会話にて
「美佑」の母の出身地である岩手
訪れてみたいとよく話してはいた!?
しかし「美佑」の母は家出同然で
東京に夢を求め出てきて夢破れ
実家とは絶縁状態が続いていて
地元には戻れないと言っていた!?
「美佑」の母は「美佑」が27歳の時
急に体調を崩し亡くなったのである!?
「美佑」によると昔は家計が厳しく
ホテルに泊まる旅行は控えていて
祖父母の誘いもあって祖父母の家
泊まりに来てから観光が多かった!?
「美佑」は母の死後に祖父の兄と
母の生まれた故郷である岩手へと
親子2人で観光に出かけたそうだ!?
一度も行ったことのない場所でも
母の故郷に思いを馳せていたのだ!?
私にはとても羨ましい行動に思えた!?
~次回に続く~
【諸注意】
≪本投稿文章は投稿者の妄想にて
投稿者のひ孫が物語進行する設定
事実でない部分が多分に含まれる≫
※投稿写メは本文とは直接関係なく
イメージとして添付しているものです。
その点ご注意してお読み取りください