春はときめき | 九州男の歌ブログ

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こころのひびきを紡ぐ短歌あれこれ

 志布志のイルカランドへ子等とその子ら

を連れていく途中、日南海岸沿いの山桜九州男のブログ

に眼を奪われた。

 いつもは海ばかり観て走っているが、

山手を観るのもいいものだ。

 あらためて清武中野の息軒廟から

眺めると、宮崎平野の山々は結構

山桜の絶景を観ることができる。


 峰かけてきほひ茂れる杉山の

    ふもとの原の山ざくら花 (牧水)

 
家の近くの南バイパス沿いの辛夷の並木が

この暖かさで一斉に開花した。

若い人は卒業、進学、就職と新しい人生に羽ばたいて行くが、60代エンドの崖っぷちに居る自分の、このときめきはなんだ?。


九州男のブログ

  春待ちし辛夷も白くほころびて

    末の娘も学業終うる (九州男)


と詠んだ10年前が昨日のように思える。

 東日本大震災から一年経ったこの春は
日本人にとってまた特別なものとなった。

復興の暁にも巡り来る春を一年々々積み

重ねて日本は必ず立ち直る。