通じた想いの先の物語 ボクと君の出会いは何処?


「初めまして」の言葉は胸の内 生まれたばかりの君は微笑む

皆が祝福の賛辞を胸の中 母に抱かれた君は微睡む


「初めまして」の贈り物で包み 微笑んだ君にボクは恋する

ボクが繕ったレースは胸の辺 微睡んだ君にボクは誓った


ずっと一緒に居るよ 仕立て屋として愛するキミと


身分違いの恋なんて夢物語 叶えようとは思わない

ただ傍に居られるだけで大満足 キミが誰を愛そうと


幼かったボク達は城の外 一面広がる雪に微笑む

皆がはしゃいだ王女を籠の外 目を輝かせる君を愛した


幼かったボク達は城の中 微笑む君を着飾るために

ボクが仕立てたドレスを身に纏う 愛した君とボクが考えた


たった一つの嘘は 仕立て屋として愛するキミと


身分違いの恋なんて御伽噺 叶うはずなど有りはしない

ただ傍に居たいだけで嫉妬する キミが誰かを愛する


独占欲に蓋をする 永遠を共にはできない

博愛だと言い聞かせる 彼女に手は届かない


だから一緒に居ない 仕立て屋として愛するキミを

やがて噂が流れる 彼女が婚約をするのだと


「身分違いの恋なんて夢物語 叶えようとは思わない

ただ傍に居られるだけで大満足 キミが誰を愛そうと」


ボクにキミは鳴いた どうして私から離れるの

キミはボクに告げる 擦れ違い同士の恋をして


「身分違いの恋なんて夢物語? 叶えようと思ってた

ただキミに触れられるだけでドキドキした」


「今度はアタシを捕まえてご覧?」


騒ぐ場内の手紙 婚約者として愛するボクに


独占欲は溢れてる 人間に堕ちたキミを

捕まえてやると誓った もうすぐ彼女を・・・・・・


見つけた