ふとっちょねこはくいしんぼう。あれも、これも、そして道で出会った人たちまでもみ~んな食べてしまいます。だからおなかはどんどんふくらんでいきます。そして、最後に出会ったきこりも食べてしまおうとするのですが…。
「ファスティングで私は10キロ以上痩せて、体だけでなく心もリセットしたんです
身体と脳は繋がっているので必ず変わりますよ!」
オキタさんはあまり興味を示していないようだ。
「あの、オキタさんは婚活のためにダイエットしたいと聞いていますが…」
急に前のめりになった。
「そう!俺婚活のためなんだよ!
で、痩せたらさ~、相手のレベルは更に上がる気がするんだけどね」
カズコさんは興奮のあまり
「おまえは十分に理想高いわ!」
“おまえ”などといつもは使うはずもない言葉を遣ってしまった。
そんなカズコさんの気持ちもあっさりスルーして友達は聞いてくれた。
「オキタさん何キロくらい、いつまでに痩せたいんですか?」
オキタさんはちょっと考えるように、だがハッキリと言った。
「まっ…二桁台 何キロかは俺に合ったサイズになればいい!
期間は二年。
二年後40才だしね。それから婚活する!」
その余裕っぷりがまたカズコさんの怒りの琴線に触れたようで叫んでいた。
「おまえ…フザケルナ!
たかだか100キロ切ったくらいの40才のオッサンに、若い美人が寄ってくると思うなよ」
友達がまあまあとでも言うように
「オキタさんの話だと、今彼女がいてもおかしくないですよね
今直ぐに婚活に行動が移せないのは自信がないからじゃないですか
えっ(^▽^;)
二年あれば結婚して子供が産まれてますよ!
オキタさんのその考えなら婚活はむずかしいですね。
時間は戻ってきませんよ」
か、カズコさん、このお友達、直球過ぎて、私はちょっと苦手かも
ところがオキタさんはそれを自分に言われたと思っていなかったようだ。
「へぇ…カズコさん婚活しないの!?
一生独身でいる気?
マズイんじゃない!?
年も俺より上だし」
きーっ!
↑カズコさんの声にならない叫び
気にせず友達は続ける
「ファスティングは3日間です!」
「ごはん食べないと、お母さんに、おこられるんだよ」
耳を疑った
「…3日だけ何処かに行くか
ごはんいらないって言ってみては如何ですか?」
「いや、お母さんが…」
40歳手前で他人に向かって“お母さん”に依存している事を堂々と話すオキタさん
友達は話題を変えた
「ファスティングする女性は多いんですよ。
時々説明会するんですが見た目も可愛い、綺麗な子が多いんですよ」
「可愛い綺麗な子がいるの!?いいな~」
ソコ反応する所じゃないから(°д°;)
「ファスティングする子は体の中のキレイさを求めますからね」
友達、なんかイヤミが入って無い?
「へぇ~」
結局…ファスティングは、しないことになった。
友達が言うには
「あの体型になるにはそれだけの理由があるから心の問題ですね。
そして彼は人の話を聞いても自分ルールがあるから厳しいでしょう」
だそうだ。
お友達、辛辣で怖い( ̄Д ̄;;
オキタさんに同情はしないが、私もストイックにダイエットは出来ないタイプ。
オキタさん、ダイエットそのものと、結婚自体を諦めたら良いのに。
なんちゃって
Q 痩せられない理由は?
A 秋だし
いつもクリックありがとうございます(°∀°)b