私たちの生きてるこの社会というのは、ひとつの価値観で凝り固まっていて、私たちはみんな、多かれ少なかれ、その価値観に洗脳されて生きていると常々思うんです。
人間の価値ってなんだろう?生きてることにどんな意義があるんだろう?
そんなことを考える時に、「私たちは、その存在自体に価値がある」と口では言っても、やっぱり心のどこかで、「より多くの人に影響を与える」とか、「何か”良い”ことをする」とか、「多くの人から称賛される」とか、「社会の役に立つ」とか、・・そういうものに人間の価値を感じてしまう自分がいます。
でも、じゃあ多くの人に影響を与えられない人間には価値がないのか? 多数の称賛=素晴らしいこと、なのか? 役に立たない人は生きる価値がないのか?・・・それは絶対に違う。そもそも「多数の意見=絶対的に正しい」ではないし、「役に立つこと」「良いこと」・・それ自体がすでに色付けされた価値観であって、それを基準にして何かを測ることはできない。ものの優劣は所詮、社会に洗脳された価値観に基づいた優劣にすぎない。
いろいろ突き詰めていくと、やっぱりどう考えても私たち人間は、その存在自体に絶対的、普遍的な意義があって、それぞれの価値は比べようがないという意味で平等である、と思うんです。一人一人の存在というのは、ただ生きてるそれだけで、他の誰にも侵すことができない、いわば聖域である、と思うんです。
何をするとかしないとか、何ができるとかできないとか、関係ない。青臭い言葉に聞こえるかもしれませんが・・それぞれの命そのものが、それぞれに尊い。こう考えて初めて、この世というものに納得がいくんです。全てが説明される気がするんです。
なんで突然こんなこと書いてるかというと・・・
今朝いきなり、このビデオ↓がオススメに出てきたんです。インタビューを受けてる奥田知志さんはホームレスの人たちの自立支援活動をされてる方で、奥田さんの「ほうぼくチャンネル」というYouTubeを、私好きでよく見てたからだと思うんですけど。。。
このインタビューは、どこを切り取っても共感しかない、ってぐらい・・その一言一句に心が震えました。
ご興味あれば是非!
(注)相模原の恐ろしく痛ましいあの事件と、その判決についてのインタビューです。思い出したくもない方もいらっしゃると思います。辛い方はスルーしてください。
P.S. 私の思いを綴ってるだけなので(ま、いつもそうですがw)、コメント欄は外しておきます。