29年前の今日、成田からニューヨークへ飛びました。飛行機

確か午前10時45分かなんかの便じゃなかったかな?なので前日は、近くの全日空ホテルに泊まりました。

 

その時は3ヶ月の留学の予定でした。学生ビザで渡るしか方法がなかったので英語学校へ行きましたが、本当の目的は、アメリカで本場のゴスペルクワイアを聴くこと。

 

学生の頃は音楽の道に進みたいという気持ちはあったけど、「音楽なんていうのは特別な家の子供がすること。うちは普通の家や。」とお父ちゃんに一喝され、とうの昔に諦めていました。だから歌手になりたいとかアメリカで音楽やりたいとか、そんなことはこれっぽっちも思ってなくて、ただただ、一度でいいから本場のゴスペル音楽を聴いてみたかったっていう情熱だけで渡米を決めた私でした。

 

そんな私が、まさか英語学校初日にGと出会うとは・・まさかそのGと結婚し、のちにアメリカで音楽の道に進むとは・・夢にも思っていませんでした。親はもっと、夢にも思ってなかったと思います。爆  笑

 

どんなに頑張って綿密な計算をして計画を立てても、想定外の出来事によって全て書き換えられていくのが人生。ならば、私たちにできることはやっぱり、未来のことなど心配せずに、その日その日にできることを、一生懸命やるだけだと思うのです。そうすれば、人生は勝手に私たちを、いるべき場所に連れて行って、必要な経験をさせてくれると思うのです。

 

仲良くしてた日本人のエンジニア、Tさんが送ってくれた写真です。彼は技術力がすごくて仕事が絶えない人で、アメリカ国籍(市民権)まで取得していましたが、ご両親の介護で、私より何年かあとに日本に戻りました。

手前がニュージャージー、左手にマンハッタンのダウンタウン、その向こうにブルックリンが見えてます。

 

29年前、この地に初めて降り立った時、足の震えが止まりませんでした。照れ