いつから放置してるんだかもう記憶にない、ブログ開設3日目に仕掛けた罠への自爆ドボン作。読み直すだけでは書けない気がしてきたので、修正しながら1話から順にアップしていきます。
素敵な獲物さん作でなくて、ほんと申し訳ないです。(´・ω・`)
魔人の駄作なんて、興味ないし!という99パーの方はバックプリーズ。
暇つぶしのために読んでやるぜ!という勇者さんのみ読んでくださいね。(;´▽`A``
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
逃げる彼女をつかまえろ!<1><2><3><4><5><6><7><8><9><10><11><12><13><14><15><16><17><18><19><20>
逃げる彼女をつかまえろ!第21話
「蓮、ここにいたのか。さっき撮った写真でオッケーだそうだから、着替えてきていいぞ」
「あ、はい」
雑誌のインタビューのあと、ホテルのラウンジで写真撮影を行った。天候が微妙だったから、窓に写る景色がイマイチならば、地下のバーでもう1枚撮るという話になっていたのだが、小雨の中の夜景もそれなりに奇麗に写っていたそうで、予定通りの時間に帰れることとなった。
社は、マネージャーである自分が雑誌の担当者達と話をしている間に、いつのまにやら席を外していた担当俳優を廊下で見つけ、本日の仕事が終わったことを告げた。
撮影衣装を着たまま消えていた男の手には、携帯電話が握られている。
「また携帯チェックか?」
「まぁ……」
「さっきも見てたけど、こんな時間に電話やメールしてくる奴なんていないんじゃないのか?」
時刻は25時。それ以前に残された留守録やメールは先程チェック済みな筈であるから、蓮が待っているのは、今この時間に入るかもしれないソレということになる。
仕事の終わるこの時間に待ち合わせて、食事や飲み会にいく芸能人は多い。
だが、蓮はほとんどそういう付き合いをしない。泊まりでのロケなら、滞在しているホテルのバーで共演者やモデル仲間と酒を飲むこともあるが、日常的には、仕事が終われば家に帰るだけの生活を送っている。
そんな蓮が、こんな時間に電話やメールを待っているのはどう考えてもおかしい。
「ええ、まぁ」
「キョーコちゃんなら、もう寝てる時間だぞ……毎朝3時起きで頑張ってるそうだしって!お前……まさか、夜中や朝に電話とかしてないだろうな?」
「……え?」
気まずげに視線を逸らす、担当俳優の様子に、社は頭が痛くなった。
「お前……電話もメールも禁止にしてほしいのか?」
「そ、そんな!!」
「勉強と仕事を両立させている勤労受験生なキョーコちゃんに、常識外れな行動をする馬鹿男の妨害を受けさせる訳にはいかないだろ?」
「馬鹿男って!」
不満げな蓮の様子に、嫌な予感がしてしまう社。
「ちょっと聞くけど……お前、一日何回ぐらい電話してるんだ?夜中とか早朝とかの電話も問題だけど、さ……お兄ちゃんは回数も気になるぞ?」
「回数って……」
社の目の前で数える為に折られる蓮の指。
左手から始まり右手に移動し、もう一度右手を通過し、左手に……
(おい!おいおいおいおいーー!!!ジョーダンだろぉ?何回してるんだ!これじゃあストーカーじゃないか!ああ、もう!!この、この!)
「この、大馬鹿野郎ぉおお!!」
真夜中のホテルの廊下に響き渡る社の罵声。
ホテルの従業員と、大声に驚きラウンジから飛び出してきた雑誌担当者に頭を下げつつも、蓮を睨みつける社の目つきが和らぐことはなかった。
<22>に続く
短くてごめんなさい。
社さんにバレちゃいましたねw
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「蓮、ここにいたのか。さっき撮った写真でオッケーだそうだから、着替えてきていいぞ」
「あ、はい」
雑誌のインタビューのあと、ホテルのラウンジで写真撮影を行った。天候が微妙だったから、窓に写る景色がイマイチならば、地下のバーでもう1枚撮るという話になっていたのだが、小雨の中の夜景もそれなりに奇麗に写っていたそうで、予定通りの時間に帰れることとなった。
社は、マネージャーである自分が雑誌の担当者達と話をしている間に、いつのまにやら席を外していた担当俳優を廊下で見つけ、本日の仕事が終わったことを告げた。
撮影衣装を着たまま消えていた男の手には、携帯電話が握られている。
「また携帯チェックか?」
「まぁ……」
「さっきも見てたけど、こんな時間に電話やメールしてくる奴なんていないんじゃないのか?」
時刻は25時。それ以前に残された留守録やメールは先程チェック済みな筈であるから、蓮が待っているのは、今この時間に入るかもしれないソレということになる。
仕事の終わるこの時間に待ち合わせて、食事や飲み会にいく芸能人は多い。
だが、蓮はほとんどそういう付き合いをしない。泊まりでのロケなら、滞在しているホテルのバーで共演者やモデル仲間と酒を飲むこともあるが、日常的には、仕事が終われば家に帰るだけの生活を送っている。
そんな蓮が、こんな時間に電話やメールを待っているのはどう考えてもおかしい。
「ええ、まぁ」
「キョーコちゃんなら、もう寝てる時間だぞ……毎朝3時起きで頑張ってるそうだしって!お前……まさか、夜中や朝に電話とかしてないだろうな?」
「……え?」
気まずげに視線を逸らす、担当俳優の様子に、社は頭が痛くなった。
「お前……電話もメールも禁止にしてほしいのか?」
「そ、そんな!!」
「勉強と仕事を両立させている勤労受験生なキョーコちゃんに、常識外れな行動をする馬鹿男の妨害を受けさせる訳にはいかないだろ?」
「馬鹿男って!」
不満げな蓮の様子に、嫌な予感がしてしまう社。
「ちょっと聞くけど……お前、一日何回ぐらい電話してるんだ?夜中とか早朝とかの電話も問題だけど、さ……お兄ちゃんは回数も気になるぞ?」
「回数って……」
社の目の前で数える為に折られる蓮の指。
左手から始まり右手に移動し、もう一度右手を通過し、左手に……
(おい!おいおいおいおいーー!!!ジョーダンだろぉ?何回してるんだ!これじゃあストーカーじゃないか!ああ、もう!!この、この!)
「この、大馬鹿野郎ぉおお!!」
真夜中のホテルの廊下に響き渡る社の罵声。
ホテルの従業員と、大声に驚きラウンジから飛び出してきた雑誌担当者に頭を下げつつも、蓮を睨みつける社の目つきが和らぐことはなかった。
<22>に続く
短くてごめんなさい。
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