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「愛の言葉は難しい 1-side Ren-」

「好きだ……」

最上さんが作ってくれたキノコのリゾットを食べながら、思わず零れてしまった本音。

久し振りに。

本当に久し振りに、最上さんに家に来てもらえたから。

久々となる彼女の手作りの晩ご飯があまりにも美味しかったから。

美味しいという俺の言葉に嬉し気に微笑む最上さんが、あまりにも可愛くて……

愛しかったから。

だから、美味しい。好き。と、溢れる想いが俺の口からポロポロと零れだす。

「……私、も……です」

漏れだしたものを回収する気も、否定する気もなかったが、思いもかけず彼女から返されたソレに俺の心臓は止まりかけた。


彼女に見つめられただけで、制御不能になる最近の俺の心臓。

頬を染め、恥ずかし気に微笑まれたら、そのお返しの様に顔が赤面してしまうのもお約束。

本人は未だに地味で色気もないと思い込めていることが不思議な程、色艶の増した最近の彼女の威力は凄まじい。

それに加えて、この台詞。

もしかして。もしかして。

と俺の中で期待が広がる。

ここで一気に喜ばないのは、過去の失敗から学んだ俺の自己防衛本能であるが、それでも期待せずにはいられない。

「……ほ、ほんと、に?」

そして、過去の失敗を胸に、気になったことはその場で確認する俺。

ドクンドクン。

自分の心臓の音にかき消されそうな程、か細く擦れた声しか出せないのが情けないが、そのぶん目に力を入れて、彼女に返事を求めた。


2に続く

勿論?キョコさんの反応はお約束の……
甘さは自家妄想で補ってください。ヽ(;´ω`)ノ

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