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愛の言葉は難しい 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11

「愛の言葉は難しい 12-side Ren-」

あれ、どうして俺の話に?

家に帰ると駄々を捏ねられそうって?

俺、どうして謝られてるんですかね?

なんだか、嫌な予感がするが聞かない訳にはいかない。

最上さんに繋がる話であるのなら。

「あの、どうして謝ってるんですか?」

「うん。キョーコちゃんに会わしてやれなくて、ごめん!!ってことだ」

「いやあの、話が見えないんですけど」

いつもは理路整然とわかりやすく話す社さんなのに、今は全然話しが見えない。

余程言いたくないことなのだろうか。

「あーもう!今日の午後、お前の家に!!キョーコちゃんが!!飯作りに行ってくれたんだよっ!会わせてやらなくてごめん!今回はキョーコちゃんが作り置きしてくれてる筈の飯で我慢してくれ!」

腹を括りました!というわかりやすい顔をした社さんから聞かされたショーゲキの内容。

俺の家に…

俺の家に!!

最上さんが?

もう居ないことはわかっているのに、慌てて帰宅しようとした俺のジャケットを社さんが引っ張った。

「落ち着け!!もう帰ってるって!というより、多分今頃はどこかで仕事してる!!」

ガックリと肩を落とした俺に、社さんは1つだけいいことを教えてくれた。

もの凄く嬉しいことを。

「来月には、キョーコちゃんと同じ日にオフを作ってやれそうだから、今は我慢してくれ!夕方から翌日の14時まであれば、仕事のことを気にせずディナーデートに誘えるだろ?な?」

「最上さんと?本当ですか!?有り難うございます!」

今日会えないのはもの凄く悲しいし、残念だが、来月デート出来るかもしれないと聞かされ俺の心は一気にバラ色に変わった。

今晩は最上さんが作ってくれたご飯を食べながら、デートコースを考えよう!

誘い方も考えなくては!!

先程の落ち込み様はスッカリ忘れ、浮かれながら帰路についた俺は大事なことを忘れていた。


13につづく

蓮さん、仕出かしてますよーーー!
忘れてますけどーー!!

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