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「愛の言葉は難しい 26-side R&Y-」

「あの!最上さんに会わせてください!!」

「……」

目の前の相手が京子のマネージャーなら話が早いとばかりに、いきなり要求をつきつけた蓮だったが、相手からのリアクションはゼロであった。

表情すら変えない加藤に、なんとか返事を貰おうと、日頃のフェミニスト振りはどこへやら、 掴みかからんばかりの勢いで迫ろうとしたところで、我に返った。

「痛っ!!」

「落ち着け!」

横から伸びた社の手により思いっきり頭を叩かれたのだ。

その社はと言えば、先程より随分落ち着いた様子で、加藤に頭を下げていた。

「加藤さん、失礼しました」

止められなければ、目の前の女性の肩を掴んで揺すっていたであろう蓮も、慌てて頭を下げ、謝罪する。

「っ!すみません!!」

常の敦賀蓮なら間近に迫られれば赤面しながら喜ぶ女性がほとんどであろうが、笑顔のない、必死の形相の190強の大男の突進は恐怖を呼ぶ筈だ。

だが、加藤の表情は変わっていなかった。

敦賀蓮の突進未遂にも、謝罪にも、動揺すらしていない様子で……

(蓮の暴走のせいで逆に俺はちょっと落ち着いた気がしたけど、けどけどけど!やっぱり、加藤さんは怖いよぉおおお!)

怖かった。

登場から一環して、怖かった!

これぞまさに氷の微笑。

蓮と社。

彼等の前に立ちはだかる、いや、立ちはだかっていてるかの様に感じられる、加藤の笑みはそんな感じで……大変怖かったのだ。

(助けてぇえええええ!)

社の心の中での叫びはまだまだ続く。

27話につづく。

全然進んでいないし、短い!ごめんなさい。

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