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「愛の言葉は難しい 39-side Ren-」

「どうして貴方がここにいるんですか?」
「招待されたからに決まってるだろうが」

「どうして貴方が招待されるんですか?」
「それを言うなら覚悟も出来ていないお前はどうして招待されたんだろうなぁ?親切な誰かが頼んでくれたのかもなぁ?」

「ぐっ!!そ、それはっ!そんなことより、貴方が!」
「俺がいちゃマズいことでもあるのか?」

「そんなことはっ!でもっ!」

隣室から聞こえた声により、そこに誰がいるのか悟ってしまった蓮は、その後すぐにリビングに顔を出した人物と低次元な口喧嘩を繰り広げていた。

蓮の予想通りだったその人物の名前は、ローリィ・宝田。

彼等の所属する事務所の社長であり、蓮の親代わりでもある。

その顔を見たとたん、秘かにしていた緊張が解けたことに、内心腹を立てていた蓮は、八つ当たりの様にローリィに憎まれ口を叩いている訳なのだが、それは予想外の人物によって止められことになった。

「そこのお二人さん。人ん家で五月蝿く騒ぐのなら、帰っていただけますか?」

「おいおい、ミナト。招待客に向かってそれは酷ぇんじゃないか?」

「食事の用意が出来ましたので、ダイニングに移動していただこうかと思って呼びに来てみれば、子供みたいな言い争いをしてるのが聞こえてしまいまして。今日の招待客は大人だけな筈なんですけどね」

ごく自然にローリィと話している人物は、蓮が知らない人物だった。

───誰だ?ここの住人?え?ここは加藤さんと最上さんだけで住んでる家じゃないのか?

呆然としている蓮に代わって、それまで黙っていた社がソファーから立ち上がり、軽く頭を下げた。

「か、加藤さん、本日はお招きいただきありがとうございます」

「え?加藤?」

玄関でキョーコにしたのと同じ挨拶をした社。それは問題ない。

だが、呼びかけた名前が問題だった。

40話に続く。

謎の男、キタ~~~!?(←バレバレですみません!)(-。-;)


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