2周年企画第1弾「不憫なヘタレ脱出!?R様応援祭り」に、一応自爆ドボン。
罠に添えた例文に書き足してみました。
完結は年内です。(;´Д`)ノ!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ラストチャンス side K 前編」
ワタクシ最上キョーコ19歳!
覚悟を決めました!!
隠していた気持ちが社長にバレて、演技の為と封印を解いたあのときから育てに育てたこの気持ちとおさらばすることを!!
ご本人に気持ちを見透かされないように!と、磨いたこの似非笑顔!
今では敦賀さんにも負けないキュラキュラ加減だと、モー子さんに太鼓判を押してもらえました。
更に誤摩化すために、大魔王(魔女?)や、夜の蝶にも変身できる様になりましたし、恋心を描いた作品にも参加出来る様になりました。
でも、でもですよ?
これ以上、この気持ちを持ち続けたら、地獄へ落ちるどころか、もっと怖い世界に連れていかれそうな気がするんです。
え?
敦賀さんにですよ?
ヤケなのか、後輩へのスパルタ特訓を日々の日課にされだした先輩は一体何を考えているのでしょうか。
何をお考えなのかワタクシには想像すらできません。
サッパリわかりませんが、もう気持ちを育ててる場合じゃないことだけは確かです。
「24日から26日まではオフなんだよね?Xmasイブからホテルのスィートルームの予約をとっているから、二人で特別な誕生日を過ごそうね?」
ただの後輩とスィートルームに2泊3日も籠ってどうする気なんでしょうか?
ていうか、そういう目的(指導?)でXmasに泊まるのはおかしいでしょ?
切ない気持ちはありますが、敦賀さんには、愛しい女性とちゃんと愛のあるXmasお泊まり会(?)を開催していただきたいと思います。
私との「特別な」それは、内容が恐ろし過ぎて想像もしたくありませんので、オフを返上し、何件か頂いているお仕事の中から、逃亡に適した内容のものを受けさせていただくことに致します。
これでお会い出来るのは早くでも年明け…三が日も過ぎたあたりとなることでしょう。
ワタクシメは、百八つの煩悩の中に、溜め込み過ぎた気持ちを詰め込んで、ちゃんと区切りをつけ、新しい年を迎える予定です。
来年の新・最上キョーコは、憧れや妄想だけで終わらないリアルな恋愛にチャレンジします。
次にお会いするときには、先輩への恋愛感情など1ミリも残さずに清々しい気持ちで後輩として接してみせます。
だから、敦賀さん。
メリークリスマス!
そして、良いお年を!!
───そう思って、お断りしたのに!神様はイヂワルですね。
「ふー。敦賀君、久し振り。また……何かあったのかい?」
本日の収録を終え、ついでに新年に番組内で使うパネル写真を坊の姿で撮ってきた私。
収録が特番だったこともあり、いつもより長い着ぐるみ着用時間に疲れていたけど、次の仕事もあるからあまりのんびりはできない。
早く着ぐるみを脱いで、少しだけでも楽屋で休憩しようと思ったのに、ついウッカリ素通りできないモノを発見してしまった私。
廊下の死角から吹き出してきていた暗い気配。
それを辿れば、やはりというか、あの方がいらっしゃった。
ブラックホールを背負った某大先輩……スルー出来るものならしたいけど。
でも、できないのが悲しいところ。
私ってほんと、馬鹿。
彼がこうなるときには、あの娘が原因だって知ってる癖に。
聞いちゃうんだものね。わざわざ。
「え?そんな状態で座ってたら、僕じゃなくたってわかるよ、何かあったんだって」
声を掛けてきた坊を、縋る様な瞳で見つめる敦賀さん。
はいはい、わかりました。お聞きします。お聞きしますから、そんな目で見ないでください。
「ほら、聞いてあげるから、話してごらんよ?」
そうして話しを聞いてみれば、彼の落ち込み原因は、やっぱり愛しの彼女で。
「24日から26日まではオフなんだよね?Xmasイブからホテルのスィートルームの予約をとっているから、二人で特別な誕生日を過ごそうね?」
と言って断られたことが原因だとか。
───へぇぇぇ。敦賀さんの好きな女性もその三日間のうちに誕生日があるんですね~。
───へぇぇぇ。その台詞には聞き覚えがあるんですけどぉ、いえ、わかってます。断るも何も私には戯れか、練習がてら声をおかけになったんですよね~。え~え~、わかってますとも。
心の中での呟きをそのまま出す訳にはいかないから、一応坊として応えておく。
「敦賀君の誘い方が悪かったんじゃない?なんか軽そうだよねー、その誘い方。もう付き合ってる彼女を誘うなら問題ないと思うけどさー」
自分の立ち場を思い知らされ、思わずアドバイスも冷たい内容となってしまう。
声のトーンも我ながら低いし、言葉も棒読み。
でも、仕方が無いじゃない?
ああ、またブラックホールが大きくっ!!
ああ!もう!!わかりました!
慰めればいいんでしょ?
アドバイスすればいいんでしょ?
続く。
罠に添えた例文に書き足してみました。
完結は年内です。(;´Д`)ノ!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ラストチャンス side K 前編」
ワタクシ最上キョーコ19歳!
覚悟を決めました!!
隠していた気持ちが社長にバレて、演技の為と封印を解いたあのときから育てに育てたこの気持ちとおさらばすることを!!
ご本人に気持ちを見透かされないように!と、磨いたこの似非笑顔!
今では敦賀さんにも負けないキュラキュラ加減だと、モー子さんに太鼓判を押してもらえました。
更に誤摩化すために、大魔王(魔女?)や、夜の蝶にも変身できる様になりましたし、恋心を描いた作品にも参加出来る様になりました。
でも、でもですよ?
これ以上、この気持ちを持ち続けたら、地獄へ落ちるどころか、もっと怖い世界に連れていかれそうな気がするんです。
え?
敦賀さんにですよ?
ヤケなのか、後輩へのスパルタ特訓を日々の日課にされだした先輩は一体何を考えているのでしょうか。
何をお考えなのかワタクシには想像すらできません。
サッパリわかりませんが、もう気持ちを育ててる場合じゃないことだけは確かです。
「24日から26日まではオフなんだよね?Xmasイブからホテルのスィートルームの予約をとっているから、二人で特別な誕生日を過ごそうね?」
ただの後輩とスィートルームに2泊3日も籠ってどうする気なんでしょうか?
ていうか、そういう目的(指導?)でXmasに泊まるのはおかしいでしょ?
切ない気持ちはありますが、敦賀さんには、愛しい女性とちゃんと愛のあるXmasお泊まり会(?)を開催していただきたいと思います。
私との「特別な」それは、内容が恐ろし過ぎて想像もしたくありませんので、オフを返上し、何件か頂いているお仕事の中から、逃亡に適した内容のものを受けさせていただくことに致します。
これでお会い出来るのは早くでも年明け…三が日も過ぎたあたりとなることでしょう。
ワタクシメは、百八つの煩悩の中に、溜め込み過ぎた気持ちを詰め込んで、ちゃんと区切りをつけ、新しい年を迎える予定です。
来年の新・最上キョーコは、憧れや妄想だけで終わらないリアルな恋愛にチャレンジします。
次にお会いするときには、先輩への恋愛感情など1ミリも残さずに清々しい気持ちで後輩として接してみせます。
だから、敦賀さん。
メリークリスマス!
そして、良いお年を!!
───そう思って、お断りしたのに!神様はイヂワルですね。
「ふー。敦賀君、久し振り。また……何かあったのかい?」
本日の収録を終え、ついでに新年に番組内で使うパネル写真を坊の姿で撮ってきた私。
収録が特番だったこともあり、いつもより長い着ぐるみ着用時間に疲れていたけど、次の仕事もあるからあまりのんびりはできない。
早く着ぐるみを脱いで、少しだけでも楽屋で休憩しようと思ったのに、ついウッカリ素通りできないモノを発見してしまった私。
廊下の死角から吹き出してきていた暗い気配。
それを辿れば、やはりというか、あの方がいらっしゃった。
ブラックホールを背負った某大先輩……スルー出来るものならしたいけど。
でも、できないのが悲しいところ。
私ってほんと、馬鹿。
彼がこうなるときには、あの娘が原因だって知ってる癖に。
聞いちゃうんだものね。わざわざ。
「え?そんな状態で座ってたら、僕じゃなくたってわかるよ、何かあったんだって」
声を掛けてきた坊を、縋る様な瞳で見つめる敦賀さん。
はいはい、わかりました。お聞きします。お聞きしますから、そんな目で見ないでください。
「ほら、聞いてあげるから、話してごらんよ?」
そうして話しを聞いてみれば、彼の落ち込み原因は、やっぱり愛しの彼女で。
「24日から26日まではオフなんだよね?Xmasイブからホテルのスィートルームの予約をとっているから、二人で特別な誕生日を過ごそうね?」
と言って断られたことが原因だとか。
───へぇぇぇ。敦賀さんの好きな女性もその三日間のうちに誕生日があるんですね~。
───へぇぇぇ。その台詞には聞き覚えがあるんですけどぉ、いえ、わかってます。断るも何も私には戯れか、練習がてら声をおかけになったんですよね~。え~え~、わかってますとも。
心の中での呟きをそのまま出す訳にはいかないから、一応坊として応えておく。
「敦賀君の誘い方が悪かったんじゃない?なんか軽そうだよねー、その誘い方。もう付き合ってる彼女を誘うなら問題ないと思うけどさー」
自分の立ち場を思い知らされ、思わずアドバイスも冷たい内容となってしまう。
声のトーンも我ながら低いし、言葉も棒読み。
でも、仕方が無いじゃない?
ああ、またブラックホールが大きくっ!!
ああ!もう!!わかりました!
慰めればいいんでしょ?
アドバイスすればいいんでしょ?
続く。