母娘問題の最終章が、自分の身にも近づいてきています。
2025年、父親に続き母親も 後期高齢者 になります。
幼稚園の頃から 呪いのように
「将来は婿をもらって、老後の世話をみてくれよ」
と言い続けていました。
わたしも、ある時期までは疑いを持たなかった。
「親の言うことは絶対だ」と信じ切っていたから・・・。
中学・高校と友人の親子関係をみているうちに
「なんだか、うちと違う」と気づいてしまった。
母親の「シングルマザー」に対する価値観。
目からウロコがポロポロ、
コンタクトかってぐらい、カチコチ。
柔軟性って知ってる~?
というぐらい、自分も毒されていて
いま思い返しても、顔から火が出るほど恥ずかしいです。
女はこうあるべき、男はこうあるべき。
良く言えば、昔の家制度っていうのでしょうか。
3人も子どもがいて、なぜわたしだけが住み込み?でお手伝いさんを
しなければならないのか。
母娘問題は
1期 1970年代、フェミニストによる論争
2期1996年~、ACの登場
3期2008年~、母娘問題(墓守娘)
4期2012年~、毒親・毒母ブーム
5期2019年~、3・4期が親の介護問題に直面
ACとは「生きづらさと親子関係」が子どもに与える影響について
アルコール依存症(日本では機能不全家族として広がった)
わたしの親たちはお酒を飲めないから違うと思ってます。
3・4期は、母の微に入り細を穿って忍び込んでくる支配のテクニック、
もう洗脳って言ってもいいんじゃないかな・・・。
そして、サブカル化しました。
中学生が「うちのママ毒母だから」とカジュアルに使い始めています。
団塊世代の母の娘が、母の老いや介護に直面することで
再び力を奪われる。
その理由は ”世間の目” が変わらないからです。
ヤングケアラーって知っていますか。
多様化した家族形態により、10代でも介護に参加せねばならない
子どもたちもいるのです。
まあ、被虐待児は「老親」じゃないのに親にお伺いを立て、
自分の存在を消し、親や自分の兄弟たちの世話、
「その人たち」が浪費するために、稼いだお金を渡すんです。
自分ってなんだろう?
なんのために生きているんだろう?
その思いに蓋をして、でも誰かに認められたいという
矛盾した思いに悩まされ続ける。
ただ、どんな人でも人生の優先順位で1番にあげるのは、
自分の人生です。
これからも、ウダウダ悩むでしょうが、
やっと掴んだ幸せを簡単に手放したくない。
Q、法的に老親の扶養義務はあります。
親が未成年の子どもを扶養する義務は絶対的なもの。
食べ物がご飯茶碗1杯だけの場合、2/1量を子どもに与えることです。
成人した子が老親を扶養する場合、子自身の生活維持が最優先で
余力があれば親の面倒をみましょう、という意味です。
Qひとり暮らしで介護が必要になった親から、同居やひきとりを求められたら?
経済的な余力と別に、できないことはできないと言っても法的に問題ない。
Q、親から受け継ぐものを放棄したいときはどうすればよいか?
親の遺産も借金返済の義務もいっさい放棄するという意味です。
親が生きているあいだの「相続放棄」は法的になんの効力ももたない。
相続放棄の手続きができるのは親の死後です。
逆に言えば生前は心情的に「親のものは一切受け継ぎたくない」と
思っていても、遺産があり、心変わりして法定相続分を受け継ぐのは
構わないのです。
困るのは、借金があった場合。
親の死後3ヶ月を過ぎて金融機関からの通知で知った場合、
知ったときから3ヶ月以内に家庭裁判所に「相続放棄の申述書」と
戸籍などの書類を提出します。
きょうだいや生前の親から
「嫁に行ったお前に財産を分ける必要はない」や「勝手に家を出ていった
お前に遺産を受け取る権利はない」と言われ続けると、本当にそうだと
思い込んでしまう人がいます。
家族の中で弱い立場の人がそうです。弁護士に頼みましょう。
相続税が発生するのは遺産の基礎控除が3000万、プラス相続人の数×600万円
一人っ子は3600万円、2人なら4200万円。それを超える遺産について相続税がかかる
Q、墓は相続財産ですか、親の墓に入ることを拒否しても問題ないですか?
墓は遺産ではない。親に祭祀継続者を指名してもらうか、自分はしないと伝える。
親の死後、子が墓じまいの手続きをし永代供養や合同墓に入れ替えるケースもある。
「あなたは墓守娘」と言われ続けると、親をその墓に納め、自分もそこに入るという
選択肢しかないように思い込みます。
自分がどの墓に入るか、樹木葬や散骨など自由に決めることができます。