ナショナリズムの激突は、始まってしまうと終わる気配がない。
しかし、このナショナリズムの背後には、人種的な優劣を測る差別意識の蠢きを感じる。
西ウクライナの人々は、もとより東側のロシア人に対して人種的優越性を感じる傾向が強く、欧州に近いことがプライドにすり替わる程に、欧州への憧れと同一視願望が強いようだ。
韓国の事大主義に似ているかもしれない。
 
しかし、これについては欧州の側も同じような見方・感じ方をしている疑惑が強い。
ウクライナ=欧州、ロシア=アジアというアジア蔑視の見方が欧州側にもあるようだ。
実際、アメリカのバイデンは最初からウクライナ側の当事者だが、欧州諸国も、昨今は、もはや対ロシア戦の当事者だ。
そうして社会に蠢き出す理不尽な情念を糧にエスカレーションがすすむ。
日本人も、名誉白人として、この戦争のエスカレーションに加担するのか?
 
何が正義なのか?
ともかく戦争をはやく終わらせるのが唯一無二の正義ではないのか。
正義の名の下に戦争を激化させることが許されてよいのか?