コーチングバイブルの前書きと1部序盤まで読んだ。元々本を読まない人間なのでゲキ遅なんだが、少しずつ読んでる。

そして、序盤で既に思うことがいくつかあったので記す。
(結構長くなったのでもう一個の気づきは別の記事に書く)

コーチングの核心とは発見、気付き、選択をもたらすこと
(本文より)


この文章は特に驚きは無かった。「コーチングってそういうもんよね」という感じだ。
だが、改めて【選択】という文字を見ると考えさせられた。
「人生ってのは選択の連続だ」という言葉が昔アニメ銀魂に出てきた。考えてみると僕が毎日何百と何かについての結論を出し続けていた時、それは間違いなく選択の連続だったろう。

かつて僕は今では考えられないほどの量の結論を1日に出していた。1度「俺はどれくらい考えてるんだろう」と気になったことがあって、大好きなスタ丼を食いながらメモ帳に自分の出した結論を書いてみた事がある。
数えてみた結果1時間に120個も答えを出していたのだ。
「そりゃ飯食うの遅いわ」という結論が出たのを覚えている。


さて、この時僕が考え出した結論にはどれだけ正しいものが含まれていただろう。重要なのはそこだ。


あの頃の僕はある想いに包まれていた「僕は自分の考えで人生を進めている」

かつて1時間に120個も結論を出していたが、恐らくその中で本当に正しい結論は多く無かったはずだ。一方で今の僕は非常に高確率で尤もらしい答えを出す。それは頭の中で無数に浮かぶ結論を理性によって否定する事で成り立っている。そんな今の僕は「俺の人生と思考は止まっている」と感じる。


さて、ここで再び選択の話をしよう。
私たちは人生の中で無数に選択の機会が与えられてるわけだが、その全てにおいて選択し続けるのと、選択を放棄するのとではどちらが変化に富んだ人生になるだろう。


恐らく後者だろう。


別に変化に富んだ人生にすべきだと思ったわけでもないし、選択を多くすべきだとも思わない。
ただ、僕の【あの頃は】は不確かな選択の連続によって生み出されていたのだと気がついただけだ。
それを文章にしただけだ。