七夕

今日は、七夕なんだね。

てっちゃんが向こうにいってからは、
七夕になると、

織姫さんと彦星さんはいいな。
一年に一回でも会えてさ！

って恨めしく思ってた。

今も思う。

私だって、一年に一回でもいいから、
てっちゃんに会いたいよ。

あーあ。



七夕飾りに、願い事、
書きましたか？

七夕飾りと言えば…

てっちゃんの夢はね、

幼稚園の頃は

「たこ焼き屋さんになりたい」

とか、

「大きくなったら、小さくなって、ハムスターになりたい」

だったよ。

面白いよね。
「大きくなったら、小さくなって…」なんてさ。

めちゃめちゃかわいいでしょ(^^)

あの頃は、
アニメの「とっとこハム太郎」が流行っていて、
ハム太郎や仲間たちが、
排水管とか狭いところを走り回ってるのが、
楽しそうに見えたんだろうな～。

てっちゃんはさ、子年らしく、
狭いところもどんなところも、
チョロチョロチョロチョロと動き回ってる子だったからね。

じっとしてることがなくて、
ぴょんぴょん跳ねて、
「お・な・か・すいたあ！
は・や・く・ご飯してえ！」って
私を急かしたり。笑
あー  思い出すと、
涙出てきちゃう。
会いたいな。


今は、瞬間移動の技も
珍しくなくなって、サマになってるだろうね。


で、本当は幼稚園の頃のことは付けたしのエピソードで、


七夕飾りで、思い出したことは、

入院してた時のこと。

ちょうど６月の終わりに、骨髄移植をして、
今頃は、白血球の数値が上がってくるのを待ってた時期。

なかなか上がって来なくてね。

短冊に、
「早く病気が治って、お家に帰れますように！」
って。

入院中の願い事なんて、それしかないよね。

家に帰れることがどんなに幸せなことか。

当たり前ことのようで、
夢でしかなかったあのとき。

結局、白血球上がらなくて、
もう一回移植して、
二ヶ月以上も無菌室に閉じ込められちゃってさ。

暑いのもわからず、
大好きなセミの声も聞こえず。

一度、、、
確か、２回目の移植のとき、
前処置（放射線）で、久しぶりに無菌室を出た帰りに、看護師さんにお願いして、
渡り廊下の窓を開けて、セミの声を聴かせてもらったんだよね。

無菌室を出ることも、危険なのに、
窓を開けるなんて、すごく怖かったけど、

ずーっと無菌室にいたから、
てっちゃんのテンションを上げたかったの。

てっちゃんの笑顔が見たかったの。

窓を開けて、セミの声を聴いたら、
嬉しそうな顔するかな～って期待してたのに、

てっちゃんさ、なーんか、
切なそうな顔してたな…。

余計寂しくなっちゃったのかな。

少し笑ってくれたけどね。


前、ブログに書いたかな？

セミが一匹、てっちゃんの無菌室の窓に止まってたときもあったよ。

二重の窓だから、
鳴き声は全然聴こえないんだけど、

セミが応援に来てるね！

って話してた。




今年はね、
こないだ初めて、セミの声聴いたよ。

ジー