前回からの続き・・・





不服そうな顔をした私に
イラついてるドクターは言った。



「ほら、
お腹がグチュグチュ鳴ってるだろ、
これは腸が癒着してるんだよ。
まずはこの症状をよくしなきゃダメだ!」





ポカーン顔の私。





確かに以前
不妊治療の中で手術を受けた。





そこが癒着してるだけでしょう?



癒着は再手術して
剥がすしかないのでは?




栄養療法なんかで癒着が治るの?



そもそも今日は、
その部分で来てないし。

他の症状を診て欲しいのに
癒着は関係ないよね?






色々な思いが駆け巡り、
ドクターにそれを言うべきか悩んだ。




でもドクターは
さらにトンチンカンなことを言い出した。




ドクター
「お腹が癒着してるってことは
腸が機能してないってことだよ。
あなた便秘だろ?」



「今日はまだ出てないけど
便秘ではないと思いますが。」



ドクター
「今日出てないんだろ?便秘じゃないか!」



「・・・。」




ドクター
「いいかい、あなたは
こんなに腸の音が鳴っていて
お腹を壊している状態なんだよ!
そういう時は何を食べる?」




全く関係ない話の上に、
突然質問されて固まる私。





ドクター「わかんないの?
お腹を壊した時に普通に食事するか?」






お粥と言わせたいんだろ・・
何なんだ、この医者。


私が診て欲しいのと違う部分のことで
何でこんな言われ方されるの?




素直に“お粥”と言えない程に、
頭の中が混乱していて、

一体この時間は何なんだ?と
ますます固まる私だった。