このところ主人が優しい。



前周期の移植が
内膜が薄くてキャンセルになり、
落ち込む私をそばで見ていたからか?



「今度こそ上手くいくよ!」
と何度も言ってくれて、


最初は“うん、うん”
と嬉しかったけど、


お決まりの文句みたいに言われると
逆に気持ち悪くなってくる。





「でも今回で3回目だしな・・」
と弱気なことを言う私に



主人「3度目の正直って言うでしょ、
大丈夫、上手くいくって!

それに凍結卵がまだあるし
何度でもチャレンジしようよ!」



「・・・。」




夫よ、どうしたの?



何か調子狂う。




だけど残りの胚は
PGSしてないよ。



それに今回で最後にしたいよ。




そうそう何度も渡台して
移植するのは辛いよ。




他にも主人は、


“今回はビジネスにしなよ”

“ホテルはオークラにしなよ”


“1週間ほど滞在しなよ”



などと今までになく
気遣ってくれるし積極的だ。



1週間もホテルでじっとしてる方が
寧ろストレスだし無意味だよ・・・






気持ちは嬉しいけど
逆に負担だ。




そこまでしてもし駄目だったら?




その時は次もあるんだし
節約しなきゃ・・・


と、逆に私の方が
現実的になっている。



だからリージェントはキャンセルして
お手頃なホテルを予約し直した。





今回がダメなら
特別養子縁組に進むつもりだったけど

主人の態度に戸惑いつつも、
凍結胚がまだある以上は

やはり頑張るべきなのかな、
と気持ちが変化してきている。





取り敢えずは
先のことは考え過ぎず、


大量の薬を間違えないように
目の前の移植に集中しよう!!