家族や愛する人が脳死を迎える。
愛する家族が脳死下臓器提供を受けなければ助からない。
そういった状況になる方々は少ないかもしれませんが、0ではありません。
脳死を受け入れられるか否かは、家族や遺される人々にとって…その状況にならねば分からない部分が多分に含まれると思います。
脳死の原因や医師の説明、そのタイミング、その人の生育歴や家族関係など、様々な要因によって家族や関わる人々の気持ちは大きく揺れ動きながら進まれるのではないかと思います。
この本では、脳死の概念の歴史から神経学、信仰、批判する人々、臓器提供、脳死の臨床的問題と続きます。
医学だけではない側面も書かれているようです。
脳死。
ただのイメージだけではなく、理解するための力になればと思います。
翻訳に関わられた先生方に感謝致します。