先日、捜し物をしていた

押入れの奥から出てきたボロボロのダンボール(←封印されたパンドラの箱だった)



注:このパンドラの箱の中味についての詳細が知りたい方は…「桃子の施術部屋・二度恋をする」へ越しください

これ→  コチラへどうぞ


この古いダンボールをみて胸がキュンとした…。



家の事情で早く社会に出なくてはならなかった私。


寮がある職場に務めることになった。

その寮はナント3人で一部屋、それも6畳一部屋!


先輩になるうちにつれ2人部屋になり

大先輩になると1人部屋となる。

ぺーぺーのうちは我慢しなくてはならない。

その会社はサービス業であったが

肉体的にも精神的にもかなり過酷で

一年もしないうちに80人入った新入社員は半分以下となった…。


寮に入る前に自分の数少ない荷物をダンボールに詰めて

寮へ送った。


さよなら、今までの私。

社会に出ていく私。


入寮の日、新たな環境への夢と希望と

他人に頼らず自分で稼いで生活出来るという解放感と

会社や仕事への期待と不安と緊張と

いろんな想いを抱えてドキドキしながら…


牢獄のような外観の寮の玄関に入る。

寮のオジサンに名乗り「これから宜しくお願い致します」と挨拶し

指示された自分の部屋「401」号室」の扉を開いた。


先に2人の新入社員が入っていた。

部屋の真ん中には私が送ったダンボール。


二人の第一声。

「これからヨロシクね、もしかして酒屋の娘さん?」


ダンボールが「酒の大ちゃん」だから

「焼酎4リットル4本入りペットボトル」ダンボールだから


母が酒屋の主人に頼んで貰ってきたダンボール

荷物を詰める私を見ながら母は涙ぐんでいた…


ボロボロの大ちゃんダンボールを見ながら
呑みすけバンザイ! アルチューハイマー桃子の泥酔日記-写真1

当時のことを思い出し飲むお酒

ちょっと涙で出てきそうだよ

しんみりしちゃうよ。


いかん、いかん、

景気づけに

「大ちゃん」数え唄でも歌うか?


注:焼酎大ちゃんといなかっぺ大将はなんの関係もありません


しかしもしうちが酒屋だったら(←妄想)


仕入れて(←ここまではいい)

飲んじゃう(←これがダメ)


客に売る酒はない…

独り占め状態


常に目に入るところに沢山酒があるので
いつでも飲んじゃう。


晩酌じゃなくて

朝も、昼も、そして夜も

四六時中…。


商売にならない


てか、わたしゃ、廃人状態


酒屋じゃなくて本当に良かった!



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