土曜日
週末に手伝っている京都のとある Kバーに立っていた。
窓の外は昭和初期に建てられた古い校舎の建築。
ふと見ると、ひと筋の光がフラ~っと近づいて来た。
なんとホタル!?
映画『ボクは君の為にこそ死にに行く』を思い出した。
最近は京都の街中でもホタルが増えてきて、
高瀬川沿いでも御池通り北側の
二条通り界隈では十年程前から見れたけれど。
このお店の場所は、
河原町と木屋町に挟まれた、街のど真ん中繁華街。
隣は昭和初期に建てられた廃校になったレトロな校舎。
そして、窓の柵越しに手を伸ばしてみたら、
なんと、
手に止まった!!
ちょっと感動
手に止まったのは生まれて初めて
そして手を戻したら、手の上をこちょこちょ動いた後、
フラ~と光りながら舞い上がり、
ロウソクの灯りしかない店内の空間をまさに泳いでいた。
しばらくすると外は雨が降り始めたこともあってか、
しばらくの間壁に止まって、お尻を光らせていた。
何回か遊泳タイムがあって、
お客さんみんなと一緒に楽しんでいたけれど、
お酒で気持ち良くなっているうちに、
いつの間にかいなくなっていたけれど。
この光景を観れた人はほんとラッキーやったね。
ありがとう、おおきに。
◇日曜日
昨日は雨が降ったり止んだりの曇り空で、
なんとなく蒸し暑く感じてきたので、
この夏ついに風鈴を軒先に出した。
いまの風鈴は二代目で南部鉄の風鈴。
チリ~ン チリ~~~~~ン
やっぱ風情あるな~
しみじみ情緒
情緒シミジミ
昔からの日本人が、
四季を愉しむために生み出した知恵で、
季節感を増幅させる装置ですね、ほんと。
温故知新。
体感温度が2度は下がりますよ(笑)
窓を閉め切っていたらあまり聞こえないし、
エアコンが嫌いで扇風機派のボクは、
風に触れたくてよく窓を開けているので、
音がほんととても気持ち良い。
エコにもなりますね。
朝は風鈴の音でまず目が覚める。
も、気持ち良くて二度寝してしまいそう(笑)
ひとつの窓にひとつ風鈴のススメ。