天地光明です。
あなたの人生へ、それはそれはとても大きな影響を与えている、不安感。
その不安感とは言い換えると、失うことへの恐れです。
生命を失うことへの恐れに捉われている状態、
お金を失うことへの恐れに捉われている状態、
名誉を失うことへの恐れに捉われている状態、
その他様々な何かを失うことへの恐れに捉われている状態が、実は不安感の根本です。
それらの不安感を手放すためには、3つのステップが必要です。
まず1つ目のステップは、執着をやめることです。
自分が失うことを恐れているものへの執着を、一瞬でも構いませんから手放す努力をすることです。
それらへの執着心が強すぎるために不安感が無用に生じているのですから、まずはどうでもいいと思ってみること、自分が無意識に選択し、抱き続けている執着心を意識的に手放す努力をすることです。
自分自身に対して全ての執着がない状態では、一切の不安感を感じなくなります。ただそれでは生きていけません。
そこで必要となるのは『理想的な形はなんなのか?』ということを、その達成期限を決めてとことんイメージすることです。
これが2つ目のステップとなります。
少しでも理想にそぐわないものは、完璧に理想的な形に心の中で書き換えてイメージしてみることです。
イメージは全て自分だけのものですから、どうイメージしようと構わないのです。
完璧に理想的な形をイメージしている間は無用な不安感は一切なくなり、その喜びや嬉しさの感情をしっかりと感じとることができます。
逆にその抱いたイメージに、もしも心が違和感を覚えるのであれば、それはあなたの魂にその達成を阻む足かせとなる感覚や感情が明確に存在しているか、自分の心が求めているものではないというサインであるといえます。
大切なのは心が晴れやかになるイメージだけを完璧に描くことなのです。
すなわち、何かを失うことへの恐れに無意識にフォーカスするのではなく、理想的な未来図へ意識的にフォーカスすることが必要です。
環境や経済的そのほか様々な問題があり、短期的には目の前の現実を変えることが難しいとしても、百害のもとである不安感を手放すことはまずなによりも大切なことです。
なぜなら未来は今の自分にしか作れません。
その自分が現在不安な感情に支配されていたら、果たして最善の理想的な未来を作れるでしょうか?
そもそもその状態は幸せでしょうか?
その心が行動を選択し、
現象を引き寄せ、
未来を作り出していくのです。
ですから、不安感を生じさせている執着を意識的に手放し、完璧な理想をしっかりとイメージすることで、今までただ漠然と不安な感情に悩まされていた状態から、理想を現実化するために必要な自らの日々のあり方が少しずつでも具体的に決まっていくことでしょう。
そして最後のステップは、選択です。
理想は何かがイメージできたら、その理想に近づくために行動を選択する、感情を選択する、日々のあり方を選択することです。
この3つのステップは順番に行うことが一番大切です。
理想が漠然としていたら、自分の日々のあり方も漠然としたものになり、その結果大海原に漂う遭難船のように全てが運任せで、どこに行き着くか見当もつかない状態になってしまいます。
ですから具体的に理想を明らかにすることで、初めて日々のあり方が決まるのです。
物事の何が良くて何が悪いという価値観を先に決めるのではなく、生き方をまず決めることによって、初めて自分にとっての物事の価値観の善し悪しが決まります。
全ての物事に対してまず初めに美徳や優劣を決まっていたら、みんなが同じ価値観、同じ人生を目指すことになってしまいます。
でも人生とはそのようなものではありません。
だからこそこれだけたくさんのビジネスがあり、商品があり、サービスが存在しているのです。
つまり生き方、理想図をまず決めることによって、日々何を選択するか、どのように選択するかが決まっていくのです。
そして3つのステップを全て実行したら、最後はただ“全力を尽くす”ことです。
自分のやるべきこと、出来ること、可能性に常にフォーカスをして、自分の全力を日々尽くしているのならば、そのやり方や技術を磨くことに上限や終わりはありません。
きっと無用な不安感から解放されていることでしょう。
そこにあるのは不安ではなく、希望へと向かう心そのものです。
その心が行動を選択し、
人生を作り上げ、
運命を形作ります。
みんなが幸せでありますように。