調布シネマガジン

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ロゴ握手会自体は実は昔からあるものなんで、俺も中学とか大学時代はちょいちょい行っていた。それこそ○○ピーなんて何回も。静岡の田舎者的には横浜そごうでやる握手会に大都会を感じて目をキラキラさせていた。ビビアン・スーのファースト写真集の握手会の時は、当時中国語を専攻していたのをいいコトに中国語で話しかけて、スタッフ尻目に話が盛り上がったものだ。




で、なんで今頃?と思われる方もいるかも知れないが、一応この業界で仕事をするようになってからはタレントさんはファンとして触れ合う対象ではなく、あくまでもお仕事として相対する対象であって、そこに好きだのなんだのという感情を持ち込むべきではないという、ある種の自分ルールみたいなものがあったのだ。しかし、自分もある程度年齢を重ね、その辺もう好きにやりたいことやっていいんじゃね?と思い、遂にAKB握手会デビューを決意したというわけである。で、どうせ初めてなら、今自分が一番好きな岡本尚子(なおぽん)ちゃんが所属するHKT48の握手会に行くことにした。ちなみにAKBGの場合握手会の種類は大きく分けて2つあるのだが、その説明は面倒なので割愛する。今回はHKT48の6thシングル「しぇからしか」の個別握手会だ。

岡本チケット劇場盤CDを1枚買うと握手券をメンバー指名で1枚貰える。今回は初めてということもあって、なおぽんと田島芽瑠ちゃん、梅本泉ちゃん(ちぃず)の3人分、つまりCD3枚を購入した。ここで握手会に興味がない人は俗にいうAKB商法にハマりやがってと思うわけだが、冷静に考えると、俺は3人と握手する権利を購入してるんであってCDはおまけにすぎない。というか、俺以外にも誰ひとりとしてCDに付いているおまけとしての握手券が欲しいわけではない。欲しいのは握手券なので、要するにCD販売に利用されているという感覚はサラサラない。なんというマジック!ちなみに個別握手会は握手券1枚で10秒握手しながら会話ができる。だから強者になると信じられない枚数を購入し延々話すということも当然ある。バカじゃねーの?と思うなかれ、自分の好きなアイドルと話せるならそんぐらい払ってもおかしくないよ?

海浜幕張駅だって世の中キャバクラにハマったり、風俗にハマったりする男は山程いるのだから、別に何ら不思議なことじゃないってことだ。まあいい、かくして朝9時に自宅を出発し会場である幕張メッセに向かう。これがマジで遠い。東京ディズニーランドは舞浜駅、それよりさらに20分ぐらい先にある海浜幕張駅で下車する。今日は何でも乃木坂46のグッズ即売会と握手会、SKE48のユニット握手会、NMB48の個別握手会、HKT48の個別握手会と、AKBの姉妹グループが勢揃いということで、一見してそうと解るみなさんが多数いらっしゃった。トコトコ歩きメッセに入る。メッセは会場内に入るのに階段を降りるのだが、なんせ初めての俺はここで意味もなく握手券を提示してしまうのだった。スタッフの「?」という顔を尻目に、ボディーチェックへと向かう。

会場内荷物をカゴに入れ、セキュリティスタッフが金属探知機を身体に当てる。なぜだか知らないが俺の前のスタッフはえらいこと威勢がよく「ハイ!手!後ろ!オッケイ!!」とやけに意気込んで上から目線だ。まあそんなことはどうでもいい。見渡すと場内は思ったよりガラガラ。だが初めての俺にとってはそのぐらいの方がいい。それでなくたって緊張してるのだから。まず最初は11時からのなおぽん3部からだ。ちなみに大人数が訪れるAKBグループの握手会は部制になっていて1部~7部まである。メンバー各人にはそれぞれあなたは今日の何部~何部ですよなんていう風に割り振られている。さて、たくさん並んでいる握手のレーンから岡本尚子の名前を見つけ侵入。スタッフに券を渡すと「1枚ですか?」と聞かれた。「わりーかよ!」と心の中で毒づきレーンを進む。

手前にカゴがおいてあるので、荷物がある人はそこに入れるらしい。要は余分なものは一切持ち込み不可と思っておけばいい。最後の女性スタッフに券を渡し、両手のひらを見せて、なんももってませんよーとしたら、いよいよスタートだ!

俺「あけましておめでとう!」
なおぽん「おめでとう!」
俺「初めて来ました!○○○○です!」
なおぽん「おぉぉ!ありがとう!」
スタッフ「時間でーす!」
俺「応援してるよー!」
なおぽん「ありがとう!またきてねー!」
俺「またねー!」

岡本カレンダー我ながら呆れるほど中身の無い会話だが、まあ10秒なんてそんなもんだし、初めてだし仕方ない。それより俺の目の前に立っていたなおぽんの可愛いことといったら!顔はちっちゃいし、声はステキだし、数日前の公演で鼻にマイクをぶつけて怪我をしたあとに貼ったバンソウコウまでキュートだ(←バカ)憧れのアイドルと握手して会話をするというのはなんという至福の時間であろうか。いい年したオッサンだろうが可愛いものは可愛い。自然と顔がにやけているのが自分でも解る。うーん、いいな!握手会!ところで基本的に俺はアイドルグッズというものにまったく興味がない人なのだが、目の前で見たなおぽんの可愛さに打たれ、ついつい彼女の卓上カレンダーを購入してしまった。恐るべしAKB商法(違。なおぽんの握手券もっと買っとけば良かったと後悔しつつ、次の芽瑠ちゃんの4部だ。

田島チケット12時30分、前と同じように今度は芽瑠ちゃんのレーンに入る。今度は少し人が並んでいた。例によって1枚渡しいよいよ芽瑠ちゃんとご対面。うーむ、公演やテレビで見たままのあの笑顔と声だ。なんという美形だろう。実は芽瑠ちゃんは仕事の関係で某場所で見たことがあったりする。思わず二度見するぐらい綺麗な女の子だが、やっぱりその綺麗さは変わっていない。そして握手がギュッ!とえらいこっちゃ力強い!そのまま惹き込まれる…。

俺「初めて来ましたー!」
芽瑠「ほんとにー、ありがとう!」
俺「いつも公演(DMM)で観てるよー」
芽瑠「わー、嬉しい!」
俺「今度公演いくね!」
スタッフ「時間でーす」
芽瑠「ほんと!待ってるね、遊びに来てねー!」

梅本チケットうむ。我ながら呆れるほど中身の無い会話×2度目。にしてもやっぱ10秒は短い。周りを見ると結構1枚の人も多いが、やっぱり3枚=30秒あるとだいぶ違う。うん、次は3枚買おう。俺はそう心に誓った。恐るべしAKB商法(違・2度目。そして次がある意味今日のメインイベントでもある。梅本泉ちゃん(ちぃず)の5部だ。実はちぃずは昨年HKT48からの卒業を発表し、今日と明日がメンバーとしての最後の活動になる。俺はTBSの「HKT48のおでかけ」でその存在を知り、公演を見てそのパフォーマンスの高さが好きになったド新規もいいところではあるが、それでも卒業公演では涙がポロポロ出るほど好きなメンバーだった。昨年、卒業発表前に彼女と一度握手したいと思い券を購入していたのだが、まさか最初で最後、お別れの言葉を伝える機会になるとはその時は夢にも思っていなかった。

梅本泉15時、ちぃずのレーンに進む。やはり最後とあって、並ぶファンも嬉しそうでありながらどこか寂しげな表情を浮かべている。今日のちぃずは伊達メガネをしていた。普段はメンバーからもイケメンと言われる気風の良さ、それでいて優しさが溢れてくるような、本当にいい子なんだが、今日のちぃずの笑顔はとても可愛い女の子だった。声も女の子らしくて。ちぃずってこんなに可愛い子だったんだ。やっぱり実際に会わないと解らないもんだ。

俺「初めてなのに、最初で最後になっちゃったよー」
ちぃず「あー、ごめんねー」
俺「でも直接話せて良かった!今までありがとうね!」
ちぃず「ありがとう、またどこかで会おうね」
スタッフ「時間でーす」
俺「応援してるから!行ってらっしゃい!」
ちぃず「(にっこり笑って)行ってきます!」

直接感謝と「行ってらっしゃい!」が言えてよかった。でも言いながら泣きそうになってしまった。でもそこで彼女の笑顔に救われた。彼女はこの先シンガーソングライターの夢に向かって旅立つ。いつか戻ってきて欲しい。いつか一緒に仕事ができたらいいな。心からそう思った。という訳で、俺の初めての握手会は無事終了したんだが、昔の握手会と違うのは、AKBグループの場合、ファンとの距離感がとても近いんだな。応援しようって気にさせてくれる。ほんの10秒の出会いだけれど、人の心に何かを残すのは一瞬。彼女たちはその為に一生懸命沢山の人達と握手をし会話する。会いにいけるアイドルっていいな、やっぱり。